FXトレードにおいて、最も多くの人が直面する壁は「結局、どこでエントリーすればいいのか?」という悩みではないでしょうか。チャートを前にして、期待と不安からタイミングを逃したり、根拠のない飛び乗りで損失を出したり……。こうした迷いは、場当たり的な「手法」に頼り、相場の背後にある「根拠の積み上げ」が不足していることから生じます。
プロトレーダー水島翔氏の動画『【見ないと損】どこでエントリーするか悩んでいるあなたへ。【FXリアルトレード】』は、単なるエントリーポイントの紹介に留まりません。上位足の環境認識から、市場参加者の心理、そして機械的なポジション管理まで、プロが何を根拠に資金を投じているのかを可視化した「勝てるトレードの教科書」です。本記事では、そのエッセンスを凝縮して解説します。
上位足と21 SMAから導き出す「期待値の高い方向」
トレードの第一歩は、目先の動き(5分足など)に翻弄されないよう、週足・日足といった「上位足」で優位性のある方向(バイアス)を見極めることです。水島氏がここで重視するのが、**「21 SMA(21期間単純移動平均線)」**とレジスタンスラインの関係です。
動画内では、まず週足レベルで「21 SMAまでレートが戻ってきている」現状を把握し、そこを越えれば上昇が強まる一方、一時的なレジスタンスになる可能性も視野に入れています。その上で日足を確認すると、直近の下降トレンドを抜けて目線が上に切り替わった状態。次の明確なレジスタンス(加工の起点付近)まで「結構先まで遮るものがない」ことを確認しています。
広い視野で「次の壁まで距離がある」と判断できれば、多少の逆行でも自信を持って買いで攻めることができます。この「マルチタイムフレーム分析」によるバイアスの特定こそが、トレードの絶対的な土台となります。
18時の欧州時間、ボラの「スクイズ」を狙い撃つ
方向性が定まったら、次は「タイミング」です。水島氏は、東京市場から欧州市場へと切り替わる18時(日本時間)付近の特性を鋭く突いています。
ここで重要なのは、1時間足でボラティリティが**「スクイズ(収縮)」**している状態を見極めることです。嵐の前の静けさのように値動きが凝縮された後、欧州時間の開始とともに一気にブレイクアウトする瞬間を狙います。この時の「セットアップ」と「トリガー」の使い分けは以下の通りです。
- セットアップ(4時間足): 急上昇後の「フラッグ(旗型)」形成を確認。誰もが意識するチャートパターンであり、買いの優位性が高い。
- トリガー(5分足): フラッグの上限、あるいは直近のレジスタンスをブレイクした瞬間をエントリーの引き金とする。
動画では「IFO注文」を活用し、感情を挟まずにブレイクした瞬間のポジション確保を徹底しています。
逃げ遅れた売り手の「絶望」が強力なサポートを生む
相場を動かしている真のエネルギーは、参加者の「心理」です。水島氏は、逆行して含み損を抱えた「売り手」の視点を読み解くことが、精度の高いトレードに繋がると説いています。
価格が上昇し、抵抗線を抜けたとき、そこには「損切りできずに耐えている売り手」が取り残されています。価格が一時的に下がって(押し目を作って)建値付近まで戻ってきたとき、彼らは「助かった!」という安堵から、売りポジションを決済(=買い戻し)します。
「売りで持ってるポジションを買い戻したい人もたくさんいる。そうやって戻ってきた時にさらにここはサポートになって上がっていく」
この**「逃げたい心理による買い戻し」と「新規の押し目買い」が重なる点**こそ、最も強固なサポートとなります。この二重のエネルギーを予測できるからこそ、自信を持ってポジションをホールドできるのです。
5ピプスのリスクで30ピプスを狙う、鉄壁の資金管理術
エントリー後の管理が収支を決定づけます。水島氏のトレードは、**「リスク5ピプスに対し、利益30ピプスを狙う(リスクリワード1:6)」**といった、圧倒的な損小利大の設計に基づいています。
特筆すべきは、感情を排除した「トレイリングストップ(損切り位置の移動)」のルールです。 多くのトレーダーは、少し利益が出ると「失いたくない」という恐怖から、根拠なく損切り位置を上げてしまいがちですが、水島氏はこれを戒めています。
- 鉄則: 損切り位置を建値や押し目付近に引き上げるのは、**「一度押し目を作り、明確に直近の高値を更新した(起点が確定した)後」**のみ。
このルールを守ることで、一時的なノイズで狩られることを防ぎつつ、利益が乗った後は「負けがゼロ」の精神的に非常に有利な状態で、さらなる利益を追及できるのです。
利益を最大化するための機械的ルール
- 「チキン利確」の封印: 感情で利確せず、最初に描いたシナリオのリスクリワードを信じて伸ばす。
- 5ピプスの損を恐れない: 5ピプスの損切りは必要経費。それを許容するからこそ、30ピプスの利益が手に入る。
- 徹底した機械化: 欲や恐怖という感情を捨て、自分なりのルールを淡々とこなす。
おわりに
FXで勝ち続けるために必要なのは、一時の幸運ではなく、「根拠の積み上げ」に基づく再現性のある行動です。上位足のバイアス、時間帯によるボラティリティの解放、そして逃げ遅れた参加者の心理――これらがパズルのピースのように組み合わさったとき、エントリーの迷いは消え、トレードは「機械的な作業」へと変わります。
水島氏の動画では、本記事で紹介した内容に加え、さらに深い「相場参加者の心理」やテクニカルの基礎についても語られています。もし、あなたのトレードがまだ「なんとなく」の域を出ないのであれば、ぜひ本編動画を視聴し、自分の中に「明確なルール」という名の武器を取り入れてください。
本編動画をチェックして、あなたの心に最も響くポイントを見つけてみてください。

