「水平線=反発」という思い込みがあなたを負けさせる。水島翔が語る『確信の持てる値幅』の抜き方

水島 翔/FXトレーダー

はじめに

FXを真面目に勉強している人ほど、ある見えない「罠」に陥りがちです。教科書を隅々まで読み込み、チャートに何本も水平線を書き込み、複雑なインジケーターを組み合わせる。しかし、それだけ努力しても思うような結果が出ないのはなぜでしょうか。

多くのトレーダーが勝てない理由は、テクニックの不足ではなく、実は「難しく考えすぎていること」にあります。相場の世界には、私たちが学校や会社で教わってきたような「明確な正解」は存在しません。

今回ご紹介する水島翔氏の動画は、単なるエントリー手法の解説を超えた「勝ち残るための思考の転換」を提示してくれます。約2,000文字の本記事では、動画のエッセンスを凝縮し、あなたのトレードを「確信」へと変えるための具体的なプロセスを紐解いていきます。

教科書通りの「水平線」が機能しない真の理由

FXの基本として教わる「水平線」。しかし、実際には引いた線が軽々と突破されたり、中途半端な位置で反発したりすることは日常茶飯事です。

相場には急なファンダメンタルズ要因もあれば、大口投資家の思惑も絡みます。ここで重要なのは、私たちが学校教育や社会生活で培ってきた「100点満点の正解を求める価値観」を一度捨てることです。水島氏は動画内でこう語ります。

教科書通りにね水平線引いたからって必ずその水平線が機能するわけでもないし……これまで培ってきた経験価値観はいったん捨ててこのFXと向き合ってもらえたらなと思います

水平線はあくまで目安に過ぎません。最終的には、経験に基づいた「直感」も必要とされる世界です。「線さえ引けば勝てる」という固定観念を捨て、相場をありのままに、シンプルに捉える柔軟性こそが、プロへの第一歩となります。

「頭と尻尾」はくれてやれ。確信を持てる値幅だけを抜く極意

完璧主義のトレーダーほど、山の頂点から谷の底まで、つまり「波のすべて」を奪おうとします。しかし、その欲求こそが最も危険なリスクとなります。

プロの視点はもっと謙虚で、極めて効率的です。相場の波を魚に例えるなら、最も安全で美味しい「身の部分」だけを狙い、骨が多くてリスクの高い「頭と尻尾」は他人に譲ってしまうのです。

この頭と尻尾の部分がくれてやれっていうマインドで……自分が確信を持ってる値幅だけをサクッと願っていく

自分が「ここは確実に動く」と確信を持てる、全体の数分の一の値幅だけを、スマートにかっさらっていく。このスタンスが、結果的に損失を抑え、長期的に利益を積み上げるための極意となります。

フラクタル構造で読み解く「負けないため」の2段階エントリー戦略

具体的にどうやって「確信の持てるポイント」を見極めるのか。水島氏が提唱するのは、相場を「フラクタル構造」として捉え、2段階の根拠でエントリーを判断する手法です。

1. 上位足で「バイアス」を特定する

まずは日足や4時間足で、大きな波の方向性を確認します。例えば動画内のUSD/JPYの例では、日足の下降トレンドが崩れ、直近の最安値を作った起点を上抜いたことで、目線が「上(買い)」に切り替わったことを特定しています。これが「環境認識」であり、トレードの方向性を決めるバイアスとなります。

2. 短期足で「トレンドの崩れ」を待つ

1時間足の水平線(レジサポ転換ラインなど)まで価格が落ちてきたとしても、すぐに飛び乗ってはいけません。ここで「5分足」に落として細部を確認します。 1時間足のラインに向かって落ちている時は、5分足では「短期的な下降トレンド」を形成しています。この下降の勢いが強いまま買うと、いわゆる「落ちるナイフを掴む」状態になり、損切り幅が広くなってしまいます。

ここでプロが使うトリガーが、**「トレンドライン」と「21 SMA(単純移動平均線)」**です。

  • 5分足の下降の波にトレンドラインを引き、それが上抜かれるのを待つ。
  • 同時に、価格が21 SMAを上に抜け、下降の勢いが死んだことを確認する。

リスクリワード1:1の罠を回避する

もし、水平線にタッチした瞬間に成行で入ってしまうと、損切り位置(直近安値など)までの距離が遠くなり、狙える利益(直近高値など)との比率が「1:1」程度になることがあります。これでは効率が悪すぎます。 短期足で「トレンドの崩れ」を確認してから入ることで、より引きつけた位置でエントリーでき、損切り幅を小さく抑えつつ、利益を伸ばすことが可能になります。もし形が整わなければ「入らない」という選択こそが、資金を守る技術です。

難解なFXを「楽しむためのマネーゲーム」へ変える思考

最後に、技術以上に大切なのがマインドセットです。FXを「間違えてはいけない厳しい試験」のように捉えていませんか?

学校では100点を目指すことが正義ですが、FXというマネーゲームでは、確実な60点を拾い続ける人の方が生き残ります。難しく考えすぎて思考の迷路に迷い込むよりも、「こうなったら入る、そうでなければ待つ」というシンプルなルールを淡々とこなす方が、実はお金は稼ぎやすいのです。

肩の力を抜き、相場を楽しむ余裕を持った時、不思議とチャートの「波」がクリアに見えてくるはずです。

おわりに

FXで勝ち続けるために必要なのは、無数の水平線ではなく、相場という「流れ」をフラクタルに捉える視点です。

「水平線という点」に執着するのをやめ、上位足のバイアスに逆らわず、短期足の崩れを待ってから美味しいところだけを頂く。この思考の切り替えこそが、水島氏が伝えたかった勝負の本質です。

動画本編では、実際のチャート画面を使いながら、このプロセスが鮮やかに解説されています。特に5分足でのトレンドラインと21 SMAを使ったエントリーのタイミングは、一見の価値があります。ぜひフル動画を視聴して、あなたにとっての「確信の持てるポイント」を掴み取ってください。

相場の本質を突き、トレーダーの焦りを包み込むような水島氏の洞察。その深いリスペクトが、あなたのトレードスタイルに新しい光をもたらすことを願っています。

[水島翔氏のフル動画はこちらから視聴できます]