FXは「手法」より「思考法」が9割。サラリーマン脳から抜け出すためのヒント

水島 翔/FXトレーダー

はじめに

FXは「上がる」か「下がる」か。まるでコイン投げのように確率50/50のはずなのに、なぜか口座残高は一方的に減っていく。そんな矛盾した結果に「自分には才能がないのかも…」と頭を抱えてしまうのは、本当に苦しいものです。もしあなたが今、そんな壁にぶつかっているなら、この記事はあなたのためにあります。

今回ご紹介するのは、FXトレーダー水島翔氏の動画です。この動画が特別なのは、彼自身が「今の現実を変えたい」と願うサラリーマンからFXの世界で成功を掴んだ人物だからです。彼の言葉は、机上の空論ではなく、あなたと同じ道を歩んだ先輩からのリアルなアドバイスとして心に響きます。

動画の核心は、複雑なテクニカル分析ではありません。それは、多くの人が見落としている「思考法」の根本的な転換。勝者と敗者を分ける、たった一つのシンプルなマインドセットの違いに、彼は光を当ててくれます。

サラリーマンマインドから卒業する勇気

動画が最も強く訴えているのは、「サラリーマンマインド」と「事業家・投資家マインド」の決定的な違いです。

会社員として働くことは、いわば「マイナスのない世界」で守られている状態です。たとえ仕事でミスをしても、給料が保証され、金銭的な責任を直接負うことはほとんどありません。この感覚は、安定した生活を送る上では非常に合理的ですが、トレーダーの世界では足枷となってしまいます。

このマインドが染みついていると、損失を受け入れる「損切り」が極度に怖くなります。損失を自らの責任で確定させる経験に慣れていないからです。

一方で、事業家や投資家はリスクを事業の一部と考えます。彼らにとって損失は失敗ではなく、将来のより大きな利益を生むために必要な「必要経費」なのです。動画では、この思考の転換こそがFXで成功するための第一歩だと断言しています。重要なのは、その経費を無計画に垂れ流すのではなく、「損失額をまず必ず限定する」という規律です。事業と同じように、損失も計画的にコントロールするのです。

大事なのはサラリーマンマインドを捨てて事業家としてのマインドを持つ、お金を稼ぐためにはある程度のリスクをしっかり取るっていう考え。

この言葉は、私たちの中に根付いている「安定志向」から、自らリスクを管理する「事業家志向」へと意識をシフトさせる必要性を教えてくれます。

負けても「勝てる」トレードの仕組み

事業家マインドをトレードに適用したものが、「損小利大」の原則と「リスクリワードレシオ」の考え方です。

そもそも、なぜ確率1/2のはずのFXで多くの人が負けるのか。動画では、リスクリワードの軽視、損小利大の不徹底、優位性の低い場面でのエントリー、杜撰な資金管理、そして感情任せのトレードといった複数の要因を挙げています。これらを克服する核となるのが、損失を利益への投資と捉える数学的な仕組みの理解です。

動画で紹介されているシンプルな例を見てみましょう。リスク(損失許容額)1万円に対してリワード(目標利益)2万円、つまりリスクリワードレシオ1:2のトレードを5回行うとします。

トレード

結果

損益

累計損益

1回目

負け

-10,000円

-10,000円

2回目

負け

-10,000円

-20,000円

3回目

勝ち

+20,000円

0円

4回目

勝ち

+20,000円

+20,000円

5回目

負け

-10,000円

+10,000円

この通り、5回中3回も負けて勝率はわずか40%でも、最終的には1万円の利益が残ります。「トレードは勝率が高くないとダメだ」という思い込みが、いかに本質からズレているかが分かるはずです。損失は避けるべきものではなく、利益を出すためのプロセスに組み込まれた「コントロールされた経費」なのです。

「飛び乗り」を防ぐ、優位性の高いエントリー

この事業家マインドは、具体的なエントリー手法にも直結します。感情に流されて価格を追いかける「飛び乗り」は、まさにサラリーマンマインドの表れ。事業家は、衝動ではなく戦略で動きます。

原則は、「可能な限り有利な価格でポジションを持つ」こと。ぐんぐん上がっているチャートを見て焦って買うのではなく、一度価格が調整で下がる「押し目」(上昇トレンド中の一時的な下落)を辛抱強く待つのです。

さらに動画では、ただ待つだけでなく、例えば5分足のような短期的な下落トレンドが崩れ、再び上昇への勢い(初動のパワー)が確認できたタイミングでエントリーする手法が紹介されています。この戦略は、エントリーした瞬間に相場が逆行するリスクを減らし、市場が自分の狙う方向に動き出したことを確認してから仕掛ける、という事業家的な冷静な判断に基づいています。このような規律と忍耐こそが、ギャンブルと投資を分けるのです。

おわりに

FXで成功への扉を開く鍵は、誰も知らない魔法のインジケーターではありません。それは、自分自身の内なる変革にあります。

損失をコントロールされた「経費」と捉える事業家としてのマインド。そのマインドを土台に、勝率がすべてではないと理解しリスクリワードの数学を味方につけること。そして、感情的な「飛び乗り」を戒め、戦略的に好機を待つ冷静さ。成功の本質は、この一貫した思考と行動の中にあります。

水島氏の動画は、これらの知識だけでなく、彼自身がサラリーマンからトレーダーへと歩んだ道のりも語られています。机上の理論ではない、実体験に裏打ちされた彼の言葉は、きっとあなたの心に響くはずです。彼が自身の経験から語る姿を見ることは、あなたが探し求めていた次の一歩を踏み出すための、確かなきっかけとモチベーションになるかもしれません。

ぜひ動画本編で、水島氏の言葉から直接その詳細と熱量を感じ取ってみてください。