1年という、長く、そして期待に満ちた待機期間を経て、ついに「ハイラックス Z」が納車されました。ガソリンスタンドの風景にこれほどまでに見事に馴染み、無骨な存在感を放つ車は、そう多くありません。納車直後の今、私の心にあるのは、言葉に尽くしがたい高揚感です。
FXトレーダーとして日々相場と向き合い、ランドクルーザー300やLX、スーパーカーといった「高級の極み」を複数所有する私が、なぜ今、あえてこの無骨なピックアップトラックを選んだのか。それは単なる移動手段を求めたからではありません。自分の中にある好奇心に従い、ライフスタイルに新たな刺激を取り入れたいという欲求、そして「人生をいかに楽しむか」という本質的な問いへの答えが、この一台に凝縮されていると感じたからです。この車は、単なる乗り物ではなく、新しい世界への切符なのです。
1年待って手にした「ブロンズ」の無骨な美学
オーダーから納車まで1年。今回選択したのは「Z」グレード、カラーは「オキサイドブロンズメタリック」です。この色が実に素晴らしい。光の当たり方で表情を変え、ある時は深い緑、またある時は落ち着いたグレー、あるいは眩いゴールドのようにも見えます。この多面的な美しさは、街中での洗練さと、大自然の中での野性味を同時に成立させています。
外装には、私のこだわりを反映させました。まず、キャンプ道具を積み込むことを前提に「トノカバー」を装着。雨天でも大切な荷物を濡らさず、セキュリティも確保する必須装備です。さらに、リアビューをブラッシュアップするため「スポーツマフラー」を選択しました。
「後ろの見ためをね、さらにね、ブラッシュアップしようと思って(マフラーを)つけました」
これは単なる飾りではなく、太鼓からしっかりと交換するタイプ。機能性と「自分好みの道具」として仕上げるプロセスそのものが、所有する喜びの第一歩なのです。
実用性こそが最大の魅力:遊びを支える「道具」としての機能
ハイラックスの本質は圧倒的な実用性です。広大な荷台は最大積載量500kgを誇り、フランス製の大型クーラーボックスやソロキャンプ用のテントなど、重いギアも余裕で積み込めます。内装においても、あえて本革ではなく「ファブリックシート」であることのメリットを強調したい。
高級車の本革はデリケートですが、この車なら海で泳いだ後に「海パンのまま」乗り込んでも、乾かせば問題ありません。薪をそのまま放り込み、土汚れも厭わない。そんな過酷な環境を許容する「実需」としての価値は、どんな高級SUVにも代えがたいものです。
「本当に用途に応じて、めちゃくちゃ使える車」
この言葉には、数々の名車を乗り継いできたからこそ行き着いた、道具としての究極の信頼感が込められています。
ランドクルーザーとの比較で分かった「ハイラックス」の個性
普段乗るランドクルーザー300やLXと比較すると、ハイラックスの個性はより鮮明になります。エンジンをかけた瞬間の「ガラガラ」というディーゼル特有のラトル音。しかし、走り出せばその音は不思議と気にならなくなり、高い遮音性を実感します。
運転感覚は非常にダイレクトです。ハンドルにはしっかりとした重みがあり、路面状況が掌に伝わってきます。また、最近の車には珍しいアナログな「サイドブレーキ」も、道具を操る感覚を呼び起こしてくれます。取り回しには注意が必要です。車幅はアルファードより狭いものの、全長は30cmほど長く、ホイールベースが非常に長いため、内輪差や駐車時の後方スペースの確保には慣れが要ります。
「もともと高級感とかそういうのは求めていないから、そういう意味ではこれ十分だと思います」
レーダークルーザーコントロールは備わっていますが、ランクルと違いステアリング操作の支援はありません。しかし、その「手の内にある感覚」こそが、この車の正解なのです。
「高い車がいい」だけではない:人生を豊かにするアクティビティ
ハイラックスは世界中で愛されています。タイでは関税が200%もかかるため、日本で約465万円のこの車が、向こうでは900万円もの高値で取引される「憧れの一台」です。このグローバルな価値を知ることも、所有欲を満たしてくれます。
私にとっての車選びは、単に「高い車」を追うステージから、その車で「何をするか」という体験価値を重視するステージへと移行しました。スーパーカーの煌びやかさも素敵ですが、泥にまみれて山奥へ入り、キャンプを楽しむ挑戦にこそ価値を感じます。
「結局、高けりゃいいってもんじゃないし。こういった車でも十分ね、人生を楽しめる」
車はツールであり、主役はその先にある体験。7月のキャンプをはじめ、このハイラックスと多くの挑戦を共にするつもりです。
おわりに
ハイラックスの納車は、新しいライフスタイルの幕開けです。この無骨な相棒と、これまで見落としていた景色を楽しみに行こうと思います。
最後に、こうした力強い車に乗るからこそ、紳士的な運転マナーを心がけたいものです。狭い道での譲り合い、そして道を譲ってもらった際のスッと手を挙げる挨拶。運転中に感情をむき出しにせず、心に余裕を持つことが大人のドライバーとしての嗜みです。
大切なのは好奇心に素直になり、新しい一歩を踏み出すこと。皆さんも「最高の一台」を見つけ、まだ見ぬ遊びの世界へ飛び込んでみてください。
フルバージョンの動画では、納車直後の興奮やリアルな走行感覚を余すことなくお伝えしています。ぜひチェックして、あなたならこの1台でどんな遊びを計画するか、想像を膨らませてみてください。

