「感覚トレード」を卒業。FXで勝つための『1時間足』という絶対的な羅針盤

水島 翔/FXトレーダー

はじめに

「何をもとにトレードすればいいのかわからない」「お金を稼ぎたいはずなのに、気づけば熱くなって損失を重ねてしまう」「ポチポチ病がやめられない」……。多くのFXトレーダーが一度は抱えるこうした悩みに、あなたも心当たりはありませんか?

明確な指針がないままトレードを続けると、いつしか感情に振り回される「ギャンブル」になってしまいがちです。そんな悪循環から抜け出すための道筋を、FXトレーダー水島 翔氏のYouTube動画が示してくれます。

この記事では、単なるテクニックの紹介に留まらず、動画で提示される心理、戦略、リスク管理を統合した一つの完成されたトレーディング哲学を分析します。曖昧な感覚に頼るトレードから脱却し、規律あるシステムへと移行するための核心に迫ります。

なぜ私たちは「ギャンブルトレード」に陥るのか

動画ではまず、多くのトレーダーがなぜ感情的な「ギャンブルトレード」に陥るのか、その心理的なメカニズムを指摘しています。特に短期足だけを見て、明確な根拠ではなく「根拠感」のような曖昧な感覚で取引していると、次第に「熱くなって」しまい、冷静な判断ができなくなると言います。

多くのトレーダーは、頭では「損切りをすべき」「利益を伸ばすべき」と理解しています。しかし、いざその場面になると実行できない。この理想と現実のギャップこそが、損失を拡大させる大きな原因です。

やっぱ FX って みんな 頭 で は 分かっ てる ちゃんと 損切り し ない と ちゃんと 利益 は 伸ばさ ない と 損失 は 小さく 損切り し ない と 分かっ てる けど え でき ない ん です よ みんな

このジレ​​ンマを克服するには、感情が入り込む余地のない、明確なルールに基づいたアプローチが必要不可欠なのです。

「1時間足」を羅針盤にするという発想

この問題に対する動画の解決策は、古典的かつ強力な**「マルチタイムフレーム分析」のアプローチに基づいています。具体的には、「1時間足に対してのトレンドフォロー、5分足に対しての逆張り」**という戦略です。

これは単なるテクニックではなく、トレーダーの「目線」を安定させるための重要な視点の転換を意味します。短期足の細かなノイズに惑わされず、より大きな流れに沿ってトレードすることで、一貫性のある判断が可能になります。そして何より、この1時間足という長期の視点が、曖昧な「根拠感」に頼るトレードを克服するための心理的なアンカーとして機能するのです。

具体的なセットアップは以下の通りです。

  1. 1時間足で「最高値を作った起点」を価格が下抜けし、下降トレンドへの転換を確認する。
  2. そのトレンドの中で「最安値を作った起点」となる高値(レジスタンスレベル)を特定する。
  3. 価格が再びそのレジスタンスレベルまで戻ってくるのを待つ。

この「起点」こそが、最も有利に仕掛けることができる絶好のポイントとなります。

最も有利な場所で仕掛ける「損小利大」の原則

この手法の最大の利点は、FXの基本原則である「損小利大(損失を小さく、利益を大きく)」を自然に実現できる点にあります。

「最安値を作った起点」でエントリーすることにより、損切りラインをその少し上に設定できます。もし価格がそのラインを明確に超えれば、下降トレンドの前提が崩れたと判断してすぐに撤退できるため、「損切り幅をかなり浅くできる」のです。

これは、動画で述べられているビジネスの原理原則にも通じます。

安い ところ で 買っ て 高く 売る…この ショート 売り の 場合 は 高い ところ で 売っ て 安い ところ で 買い戻す ま これ が ま ビジネス の 原理 原則 じゃ ない です か

動画内では、この手法を用いることで損失「1」に対して利益「4」が見込めるリスクリワードレシオ4のトレードが成立する具体例も示されており、その優位性がよく分かります。

ルールを決めて「淡々と」実行する力

どれだけ優れた手法を知っていても、それを実行できなければ意味がありません。動画は、事前に決めたルールを感情を挟まずに「淡々と」実行することの重要性を繰り返し強調しています。

特に、ポジションを持った後に口座残高の「金額とか数字」の増減に一喜一憂したり、目先のローソク足の短期的な動きに惑わされたりすることは、判断を曇らせる最大の敵です。フォーカスすべきはチャートであり、「こうなったらエントリーする、こうなったら利確する、こうなったら損切りする」というルールだけです。

常にチャートに張り付いていると感情的になりやすいため、動画では「レートアラート」の活用も推奨されています。狙った価格に到達したら通知が来るように設定しておくことで、チャートから物理的にも心理的にも距離を置き、冷静な判断を保ちやすくなります。

おわりに

水島氏の動画が教えてくれるのは、単なる一つのトレード手法ではありません。それは、感覚的で反応的なトレードから、明確なルールに基づいた規律あるトレードへと移行するための、思考のフレームワークそのものです。

「1時間足」という心理的アンカーを持ち、「損小利大」が実現できる有利なポイントまで待ち、「淡々と」ルールを実行する。この一連のプロセスは、あなたのトレードを根底から変える力を持っています。

ぜひ一度、ご自身のトレードスタイルをこのフレームワークに照らし合わせてみてください。そして、動画本編を視聴し、どの部分が最も心に響くかを確認してみてはいかがでしょうか。