はじめに
多くのFXトレーダーが直面する課題、それは「安定して利益を出し続けること」の難しさではないでしょうか。ある手法を学んでも、なぜか勝てたり負けたりを繰り返し、トータルでプラスにならない。そんな悩みを抱えるトレーダーに、YouTubeチャンネル「FXゴールドナビ」が公開した一本の動画が、強力なヒントを与えてくれます。
この動画では「ぷーさん式輝」という具体的な手法が紹介されていますが、その本質は単なるテクニックの解説に留まりません。あらゆる手法に応用できる、トレードの質を劇的に向上させるための「普遍的な原則」が明らかにされています。それは、トレードの焦点を「どんなパターンを見つけるか?」から「そのパターンをどこで見つけるか?」へとシフトさせる、勝ち組トレーダーだけが知る視点です。
FXの王道が詰まった「ぷーさん式輝」という手法
まず、動画で紹介されている「ぷーさん式輝」について簡単に触れておきましょう。この手法の核となるロジックは、トレンド転換を捉えることです。具体的には、シンプルな水平線だけを使い、トレンドが転換した後の最初の押し目や戻りを狙います(押し目買い・戻り売り)。
動画では、この手法を学ぶことで得られる5つのメリットが挙げられています。
- 水平線の実践的な使い方が学べる
- ダウ理論への理解が深まる
- 押し目買い・戻り売りの技術が身につく
- トレンド初動の重要性を知れる
- 指値注文で、忙しくてもトレード可能になる
これらはFXで勝ち続けるために不可欠な、まさに王道とも言えるスキルです。
勝敗を分ける、たった一つの着眼点
しかし、同じ手法を使っても結果が分かれるのはなぜでしょうか。多くのトレーダーは、1時間足などのチャートでダブルボトムといった反転パターンを見つけると、機械的にエントリーしてしまいます。しかし、彼らは「なぜ、価格がその場所で反転すべきなのか?」という最も重要な問いを見過ごしています。
動画が明かす、勝ち組と負け組を分ける決定的な要因は、この一点に集約されます。それは、エントリーを検討しているトレンド転換点が、強力な「根拠」を持つ「真実の下げ止まり(あるいは上げ止まり)」なのかどうかを見極めることです。
動画の中では、この視点の重要性が次のように語られています。
大事なこととして はこのポイント 最安値のポイントです ね … ここが真実の下げ止まりで あるか と いう ところ が 大事 に なっ て くる か な と いう ふう に 思い ます
つまり、焦点はパターンの認識からロケーションベースの取引へと移行するのです。脆弱な場所で現れた完璧なパターンは罠であり、強力な場所で現れた適切なパターンこそが、高確率な機会となります。
「根拠」を見つけるための、具体的な二つの方法
では、その「根拠」はどのように見つければよいのでしょうか。動画では、誰でも実践できる具体的な方法が二つ提示されています。
- 上位足(特に日足)で確認する 現在のチャート(例:1時間足)で反転の兆しが見えたら、必ず日足などの上位足を確認します。その価格帯が、過去に日足レベルで何度も意識された構造的に重要な高値や安値(サポートラインやレジスタンスライン)と一致しているかを見るのです。もし一致していれば、そこは多くの市場参加者が意識する高コンフルエンス・ゾーン(複数の根拠が重なるエリア)であり、トレードの強力な「根拠」となります。
- ラウンドナンバーを意識する 「1.10000」や「0.70000」といった、キリの良い数字(ラウンドナンバー)も強力な根拠になります。これらの価格帯は心理的な節目として機能し、多くの注文が集まりやすいため、価格が反転する可能性が高まります。
なぜ、この視点が重要なのか
このアプローチは、単なる小手先のテクニックではありません。トレードに対する視点を根本から変えるものです。日足という大きな時間軸で相場を分析することで、トレーダーは目先の値動きに惑わされず、トレードの「構造的な土台」を把握できます。これにより、大局的な視点から「ここで価格が止まる可能性が高い」という、優位性の高い場所だけをフィルタリングできるようになるのです。
これは、巨大な資金を動かす機関投資家やアルゴリズムが意識するであろう場所でトレードすることを意味します。つまり、市場の支配的なプレーヤーと行動を一致させることで、自ずと確率を自分の側に引き寄せることができるのです。
動画では、この視点の有無がいかに結果を分けるかが、説得力のある実例で示されています。例えば、豪ドル/米ドルで日足レベルの強力なサポートがない0.6380付近で発生した買いパターンは、根拠が薄いために失敗(負けパターン)に終わりました。一方で、同じ豪ドル/米ドルでも、過去の日足の重要な安値と完全に一致する場所で形成されたダブルボトムは、見事な上昇を見せました(勝ちパターン)。さらに、ユーロ/ドルのチャートでは、強力なラウンドナンバー「1.10000」と過去の日足レベルの支持線が重なる地点で反転しており、このアプローチの有効性を裏付けています。
さらにこの視点は、より高度なリスク管理戦略へと繋がります。動画では、日足レベルの強力な「根拠」があるトレードは標準的なロットサイズで、逆に根拠が薄い(下位足のパターンのみに依存する)トレードは「ロットを下げて」慎重にアプローチするという戦略が示唆されています。これは、確率に応じてリスクを調整する、プロフェッショナルな資金管理術です。
おわりに
FXで成功する秘訣は、優れたパターンを見つけることだけではありません。そのパターンが、統計的に優位性の高い「正しい場所」で出現した時にだけエントリーすることです。そして、その「正しい場所」を教えてくれるのが、日足をはじめとする上位足が示す市場の構造です。
複雑なインジケーターをいくつも表示するより、上位足に引いた一本の水平線の方が、はるかに強力な武器になることがあります。このシンプルかつ本質的な視点を取り入れることが、あなたのトレードを次のレベルへと引き上げるきっかけになるはずです。
動画の全編を観て、あなた自身のトレードに活かせるヒントを見つけてみてください。

