FXトレードにおける「稼ぐための思考法」と「自動化の力」:1日で80万円の利益を生む技術

水島 翔/FXトレーダー

はじめに

FXで「1日で80万円の利益」という数字を聞いて、あなたはどう感じますか?「自分には無縁のギャンブルだ」と感じる方もいれば、「何か特別な裏技があるはずだ」と身構える方もいるでしょう。しかし、この驚異的な数字の裏側にあるのは、決して運任せの勝負ではなく、徹底的に言語化された**「ロジカルな手法」**と、徹底した自己管理です。

本記事が特に初心者の方にとって重要なのは、単なる「稼ぎ方」の解説に留まらない点にあります。投資の本質である**「期待値の追求」、そして何より人生の質を高めるための「メンタル管理」や「時間の自由」**をいかに手に入れるかという哲学に焦点を当てています。チャートに縛り付けられることなく、週末の時間を楽しみながら利益を積み上げる。そんな知的なトレードスタイルの深淵を覗いてみましょう。

感情を排除する「IFO注文」の圧倒的なメリット

FXトレードにおいて、勝敗を分ける最大の要因は「技術」以上に「感情のコントロール」にあります。どれほど優れた分析ができても、自分のお金が秒単位で増減するのを目の当たりにすると、人間の脳は冷静な判断ができなくなります。この「感情」という最大のノイズを排除するために不可欠なのが、**「IFO注文(イフダン・オー・シー・オー)」**による自動化です。

私はチャートに張り付かないスタイルを貫いています。それは、自由な時間を確保するためだけではありません。チャートを凝視し続けることで、微小な値動きに一喜一憂し、本来の戦略から逸脱した「チキン利食い」や「損切りの先延ばし」をしてしまうリスクを物理的に遮断するためです。

「投資において感情が動いた場合、間違いなく利のある決断・行動はできない」

この言葉は投資の真理を突いています。感情に支配されたトレードは、もはや投資ではなくギャンブルです。IFO注文を使い、エントリー前にすべてのシナリオを完結させることで、以下のような圧倒的な優位性を手にできます。

  • 予約注文により、エントリー、損切り、利益確定の3点を一括で設定し、執行をシステムに委ねる。
  • ポジション保有後にチャートを見ないことで、週末や夜間のプライベートな時間を守りつつ、メンタルの安定を維持する。
  • 50万円程度の含み益が出た際に生じる「早く利益を確定させたい」という誘惑を断ち切り、あらかじめ決めた目標値まで利益を伸ばす仕組みを構築する。

「ダウ理論」と「水平線」に基づく勝てるシナリオ構築

勝てるトレーダーは、直感ではなく明確な根拠に基づいてシナリオを描きます。その戦略の根幹となるのが、相場の原理原則である**「ダウ理論」と、多くの市場参加者に意識される「水平線」**です。私は分析の際、フィリップ証券のMT5に独自開発したインジケーター「キャッチ・ザ・ウェーブ」を表示させ、相場の方向性を可視化しています。

このツールは、ダウ理論に基づいて波形を色分けします。**始値から終値が上昇した「陽線」が優勢な上昇トレンド(目線が上)の時は「赤」、逆に「陰線」**が目立つ下降トレンド(目線が下)の時は「青」といった具合に、一目で現在の相場環境を判別できます。FXは「安く買って高く売る」という商売の基本を忠実に守るゲームです。そのためには、闇雲に動くのではなく、優位性の高いポイントまで徹底的に「引きつける」忍耐が求められます。

具体的なエントリーの考え方は以下の通りです。

  • 週足レベルで意識されている強力な水平線をブレイクした後、そのラインが今度はサポート(下値支持線)として機能する「レジサポ転換」のタイミングを狙う。
  • ダウ理論を用い、直近の戻り高値を抜けてトレンドが転換したことを確認し、押し目買いのシナリオを構築する。
  • 注文の際は、水平線に完璧にタッチすることを狙いすぎず、わずかに手前のレートに予約を入れる「余裕」を持つ。これにより、わずかな差で約定を逃すリスクを回避し、確実にチャンスを掴み取る。

プロが実践する「損傷利大」の資金管理術

FXの世界で勝率100%を目指すことは幻想です。プロであっても負けは避けられませんが、彼らと負け続ける人の決定的な違いは、トータルの収支で勝つための**「資金管理術」**にあります。

今回の私のトレードを例に挙げましょう。通貨ペアはUSD/JPY。金曜日にIFO注文を仕込み、週末をまたいで月曜日に決済しました。最終的に77 pipsの利益を上げ、100ロットの取引で約80万円の利益(24,500円のスワップポイント含む)を手にしています。一方で、その前にはスキャルピングで23万円の損切りも経験しています。重要なのは、一つの負けに固執せず、負けを小さく抑えて勝ちを大きく伸ばすことです。

「勝つときは大きく、負けるときは小さく。この損傷利大のトレードをしっかり意識していくのが大事」

この「損小利大」を実践するためには、常に**「期待値」**を意識しなければなりません。今回のトレードでは当初90 pipsの利益を狙っていましたが、目標まであと1〜2 pipsというところで反転しました。そこで私は、ニューヨーク市場のボラティリティで利益が削られるリスクを考慮し、77 pipsで手動決済する判断を下しました。このように、ルールを守りつつも状況に応じた「出口戦略」を持つことが、資産を守り抜くプロの技術です。

  • リスク・リワードを事前に計算し、損失に対して得られる利益が十分に大きい場面でのみ勝負する。
  • DMM FXなどの信頼できる口座で執行し、スワップ金利の恩恵も考慮しながら中長期的な視点でポジションを管理する。

おわりに

本記事で解説した「1日80万円」の利益は、決して魔法のような手法が生んだものではありません。「IFO注文による感情の排除」「ダウ理論と水平線に基づいた論理的なシナリオ」、そして「損小利大を徹底する資金管理術」。これら三つの柱が組み合わさることで、初めて再現性のある結果が生まれます。

投資を「予測不能なギャンブル」と捉えるか、あるいは「適切なツールとルールで制御可能なロジカルな技術」と捉えるかで、あなたのトレーダーとしての未来は180度変わるでしょう。まずは、自分が感情に振り回されていないか、根拠のある取引ができているかを振り返ることから始めてみてください。

動画の中では、実際のチャート画面やインジケーターの挙動、そしてリアルな決済の瞬間など、より具体的なヒントが数多く散りばめられています。ぜひ視聴して、あなたに最適なトレードの「型」を見つけ出すための第一歩を踏み出してください。