はじめに
「なぜ自分の予想とは逆に相場が動くのか?」と、画面の前で頭を抱えていませんか?多くのトレーダーが「未来の予測」という迷宮に迷い込み、勝てないループから抜け出せずにいます。しかし、断言しましょう。相場は予測するものではありません。
FXの正体、それは究極の**「多数決」**です。
これは私のトレードにおける思考のパラダイムシフトです。相場を「市場参加者の総意」として捉え、大多数が選ぶ道に自分を合わせていく。この視点を持つだけで、あなたのチャートの見え方は劇的に変わります。今回は、勝ち組だけが実践している「多数決のロジック」を徹底解説します。
相場を動かす「多数決」の正体
チャートの波形は、ランダムに動いているわけではありません。そこには明確に「大勢の意志」が反映されています。「ここで利確したい」「ここで買いたい」という市場参加者の総意が一致するポイントこそが、最も優位性の高いエントリーポイントとなるのです。
象徴的なのが「半値(50%戻し)」の攻防です。急激な下落の後、半値付近で調整が入るのは、多くの人が「一旦の戻りの限界」として意識するからです。このように「みんなが考えそうなこと」を先読みし、シナリオに組み込むことが重要です。
FXの世界っていうのはやっぱ多数決なので、みんながここでこうしそうだっていうのを想像して、シナリオを描いていくっていうのが大事です。
「自分一人がどう思うか」は一切関係ありません。大多数がどこで決済し、どこで参入するか。その心理を想像して、半値付近のターゲットを狙うだけでも、50ピップス程度の利益は容易に手にすることができるのです。
「左側」を見ることで見えてくる真空状態のチャンス
トレードの精度を上げるための鉄則は、最新の足ではなく**「チャートの左側(過去)」**を徹底的に見ることです。なぜなら、過去の足跡にこそ、未来の多数決の結果が記されているからです。
特に注目すべきは、過去に一気に価格が動いた「真空状態」のエリアです。
- 抵抗の不在: 過去に急落した場所は、そこに「取り残された買いポジション(しこり)」が存在しません。そのため、上昇に転じた際は売り圧力が弱く、一気に価格が戻りやすい特性があります。
- 階層的な利確目標: 左側のレジスタンスやサポートを基準に、まずは「半値」、次に「下落の起点」といった具合に、多数派が決済を検討するポイントを現実的な目標値に設定します。
「真空状態を埋める動き」を狙う。これこそ、市場心理を味方につけた合理的かつ爆発力のある戦略です。
上位足の波に逆らわないマルチタイムフレーム戦略
FXは複数の時間足が複雑に絡み合っていますが、これを「支配力の強さ」で整理するのがプロの仕事です。週足、日足、4時間足、1時間足、そして5分足。どの時間足の「多数決」が現在支配的なのかを見極めます。
例えば、「週足は上昇だが、日足・4時間足は下落」という対立構造がある場合、無理に長期の波を待つ必要はありません。
- 調整波を狙う柔軟性: 本来は長期トレンドに引きつけるのが基本ですが、待機時間がもったいない場合は、短期的な上昇(調整波)を「サクッと」取ってしまいます。
- 勢力図の把握: 5分足や1分足で強い上昇トレンドが出ているなら、次の上位足の抵抗帯までを最短距離で狙い撃ちます。
大きな波の方向性を前提としつつ、短期足での「多数派の勢い」に乗る。このマルチタイムフレーム(MTF)の視点があれば、どんな相場状況でも利益の種を見つけることが可能になります。
完璧な予測よりも「損切り設定」が命運を分ける
意外に思われるかもしれませんが、プロにとって「相場がどちらに動くか」という予測自体は、実はそれほど重要ではありません。最も大切なのは、自分の描いたシナリオが「多数決によって否定された時」の身の振り方です。
感情を排除し、淡々と優位性を執行するために、私は手動エントリー後、即座にOCO注文(利確と損切りの同時予約)を入れます。
- 戦略の即時切り替え: シナリオが否定され損切りにかかったら、即座に反対勢力(例:4時間足のトレンド回帰など)へ思考を切り替える。
- 感情の完全排除: OCO/IFO注文を徹底し、ポジションを持った後は増減する金額に惑わされず、市場の審判を待つ。
- 損切り幅の固定: 予測の的中率ではなく、リスクリワードの合うポイントで「多数決の限界点」に損切りを置く。
勝負はエントリーする前に決まっています。予測を当てることではなく、期待値の高い多数派のシナリオに自分を投じ、外れたら即座に撤退する。この規律こそが、あなたの資産を守り、増やし続ける唯一の道です。
おわりに
FXは、複雑な数式を解くゲームではなく、市場参加者の心理という「多数決」の波を乗りこなすスポーツのようなものです。チャートの左側から意図を読み取り、真空状態という道筋を見つけ、上位足の勢力図に従って戦略を立てる。そして、最後は損切りという安全装置をかけて、相場の流れに身を委ねる。
この一連の思考プロセスを身につければ、トレードから迷いが消えるはずです。まずは今日、あなたのチャートの「左側」を見て、多数派がどこを目指そうとしているかを探してみてください。
ぜひフル動画をチェックして、多数派の意志が入れ替わったリアルなトレードの瞬間を、その目で確認してみてください。

