【FX初心者必見】プロが教える「勝てない人」の共通点と、チャートの正しい向き合い方

水島 翔/FXトレーダー

はじめに

「完璧なタイミングでエントリーしたはずなのに、なぜか逆行する」「損切りをした直後に、価格が思い通りの方向に動き出した」……。FXの世界に足を踏み入れた人なら、誰しもが一度はこうした「相場に嘲笑われているような感覚」に陥ったことがあるはずです。資金が減り続けるストレスの中で、多くの人は「もっと勝率の高い魔法の手法」を探し回ります。しかし、相場で生き残るために本当に必要なのは、派手な手法ではなく、極めて地味で論理的な「負けないための考え方」と「環境認識」の精度にあります。

本記事では、プロトレーダー・水島翔氏の洞察をもとに、初心者が無意識に繰り返してしまう「勝てない共通点」を浮き彫りにします。水島氏の分析は、単なるチャート解説の枠を超え、プロが何を重要視し、何を徹底的に排除しているのかという「トレードの本質」を突いています。この記事を読み終える頃には、あなたのチャートの見方は劇的に進化し、自身のトレードを改善するための具体的な指針が見つかるはずです。

根拠なき「塩漬け」が資金を溶かす恐ろしい理由

プロと初心者を分ける決定的な差は、テクニカルの知識量ではなく「規律の徹底」にあります。水島氏が動画内で最も警鐘を鳴らしているのが、短期トレードのつもりで入ったにもかかわらず、含み損を抱えた途端に**「長期足ではまだ上だから」という後付けの理由でポジションを持ち続けてしまう行為**、いわゆる「お祈りトレード(塩漬け)」です。

本来、短期トレードは数分から数時間の波を狙うものであり、その根拠が崩れた時点で即座に撤退すべきものです。しかし、損を確定させたくないという心理から、都合の良い根拠を上位足に求めてしまう。これが命取りになります。水島氏は、プロの規律の重要性を次のように強調しています。

一番やっとちゃダメなのが、この長期的な視点で上だからって言って、損失方向に行っても持ち続けちゃう人。損を確定したくなくてポジションを持ち続けちゃう人っていうのもたくさんいるんですけど、……精神衛生上も良くないです。

例えば、短期的なリバウンドを狙ってエントリーした場所から、根拠が崩れたのに120pipsもの無駄な含み損を抱え続けるようなケースです。これでは資金効率が最悪になるばかりか、いつ戻るかわからない不安に何時間も、あるいは何日も支配されることになります。この精神的疲弊は、次のチャンスでの冷静な判断力を奪い、さらなる負けを呼び寄せる負のループを生みます。「どこで自分のシナリオが崩れるのか」を事前に決め、それを守り抜く。このシンプルな規律こそが、口座資金を守る唯一の盾なのです。

水平線を「引き直す」習慣がフラットな視点を取り戻す

相場分析において、多くのトレーダーが陥る罠が「過去の分析への執着」です。水島氏が愛用するDMM FXのツール「FX+」は、ブラウザを更新するたびに引いた水平線がリセットされる仕様ですが、氏はこれを「客観的な視点を取り戻す絶好の機会」として非常にポジティブに活用しています。

プロの視点に立つと、昨日のラインが今日も有効であるとは限りません。むしろ、過去のラインが残っていることで「ここで反発するはずだ」という先入観(バイアス)が生じてしまいます。これを防ぐために、毎回**「上位足」からゼロベースで環境認識をやり直すこと**が不可欠です。

  • 月足・週足から見る「時代背景」の把握: 水島氏は月足チャートで「太い赤線」を用いて主要なラインを引きます。ここで重要なのは、単なる価格の節目を見るだけでなく、**アベノミクスによる歴史的な上昇や、約25年ぶりの高値更新といった「時代背景」**を確認することです。今のレートが歴史的に見てどの位置にあるのかを知ることで、大きな相場の潮流を見失わずに済みます。
  • ヒゲの先端と実体の精査: 月足、週足、日足と時間軸を下げる過程で、目立つヒゲの先端や何度も意識されているレジスタンスを丁寧に確認します。この丁寧なプロセスが、現在の価格が「買われすぎ」なのか「絶好の押し目」なのかを判断するフラットな視点をもたらします。

「分析が消えるのが面倒」と考えるのではなく、「毎回新しい気持ちで相場と対話する」。この誠実な姿勢が、迷いを消すための鍵となります。

2本の移動平均線と水平線で描く「負けないシナリオ」

環境認識を具体的なエントリー戦略に落とし込む際、水島氏は**「21 SMA(単純移動平均線)」と「84 SMA」**の2本を活用します。これらは単なるインジケーターではなく、トレンドの「成熟度」や「勢い」を可視化するためのガイドラインです。

プロの思考プロセスにおいて、最も重要なのは「マルチタイムフレーム分析」によるシナリオ構築です。例えば、日足が強力な上昇トレンド中であっても、4時間足では一時的に下降している場合があります。これを単なる「下降トレンド」と見るか、それとも**「日足の大きな流れに対する調整波(一時的な戻し)」**と見るかで、戦略は180度変わります。

水島氏が推奨する、具体的で堅実なエントリーの考え方は以下の通りです。

  • 21 SMAと84 SMAによるトレンド判断:2本の平均線の傾きと位置関係から、今の「買いのバイアス」がどれほど強いかを確認する。
  • 「飛び乗り」を厳禁とする:勢いよくレジスタンスをブレイクした瞬間に飛び乗るのは、初心者が最もやりがちなミスです。
  • 「戻し」を待ってサポレジ転換を確認:一度ブレイクしたラインまで価格が戻り、かつての抵抗線(レジスタンス)が支持線(サポート)として機能するのを確認してからエントリーする。
  • 下位足への落とし込み:上位足で方向を定めたら、15分足や5分足まで落とし込み、ピンポイントでリスクリワードの良い場所を探る。

このように「複数の根拠が重なるまで待つ」という姿勢が、無駄なエントリーを減らし、トータルの収支をプラスへと導きます。

リアルな「勝ち方」を体感できる新プロジェクトの価値

知識として「手法」を頭に入れることと、刻一刻と動くチャートの前で「正しい判断」を下すことの間には、深くて暗い谷が存在します。水島氏はこのギャップを埋めるために、新プロジェクト**「フィフスプロジェクト(Fifth Project)」**を始動させました。

このプロジェクトの真の価値は、YouTubeでは公開されていない「リアルなトレードの現場」を動画で追体験できることにあります。

  • 実行のプロセスの可視化:実際にポジションを持ち、含み益や含み損にさらされている中で、プロがどのような根拠で利益確定(利確)や損切りを行うのか。その「呼吸」を学ぶことができます。
  • 手法の具体化:解説された21/84 SMAや水平線が、実際の相場でどう機能し、あるいは機能しない時にどう立ち回るのか。これを視覚的に理解することで、学習効率は飛躍的に高まります。

教科書通りの綺麗なチャートではなく、ノイズの多いリアルな相場での「実戦」を見る体験は、あなたのトレードを「知識」から「技術」へと昇華させるための最短ルートになるでしょう。

おわりに

トレードで長期的に勝ち続けるために必要なのは、聖杯のような特別な手法ではありません。それは、「やってはいけないこと」を徹底して排除する規律と、上位足から丁寧に紐解く「環境認識」の積み重ねです。

水島翔氏が説くように、損切りを拒んでポジションを放置する「精神衛生に悪いトレード」を卒業し、毎回リセットされた真っ新なチャートから相場を読み解く習慣を身につけてください。月足から時代背景を読み、SMAでトレンドの波を掴み、サポレジ転換を待ってエントリーする。この一連の動作を呼吸するようにこなせるようになった時、あなたの収支は自然と改善されているはずです。

文字情報だけでは伝えきれない、プロが感じる「相場の空気感」や「エントリーの刹那の判断」については、ぜひ水島氏の動画を直接視聴し、そのエッセンスを余すことなく吸収してください。今の自分に最も必要な「気づき」を持ち帰ること。その一歩が、あなたの投資人生を大きく変える転換点となることを願っています。