「買ってから稼げ」だけじゃない。FXトレーダー水島翔が語る、お金よりも大切な“タイムリッチ”という生き方

水島 翔/FXトレーダー

「買ってから稼げ」——そんな大胆不敵なマントラで知られるFXトレーダー、水島翔氏。彼が人生について語るとき、一体どんな言葉が飛び出すのでしょうか。先日公開された質疑応答動画で明かされたのは、多くの人が抱くであろうイメージとは一線を画す、驚くほど現実的で、人間味あふれる哲学でした。

この記事では、単なる稼ぎ方の話にとどまらない、彼の言葉の中から特に示唆に富んだ洞察を掘り下げていきます。お金を稼ぐことの先にある、より豊かな生き方のヒントが見つかるかもしれません。

「経験への投資」の本当の意味とは

水島氏は「経験への投資」について、独特の視点を持っています。「サラリーマンが100万円をどう使うべきか」という思考実験を通じ、彼はモノではなく、最高級のサービスを体験することに使うべきだとアドバイスします。

例えば、普段の移動を新幹線のグランクラスに変え、宿泊先を高級ホテルのハイグレードな部屋にアップグレードする。タクシーを呼ぶなら、少し値段が張ってもハイヤー仕様のアルファードを頼み、ホテルの駐車場は自分で停めず、バレーパーキングを使ってみる。

その目的は、単に贅沢を味わうことではありません。そうした「お金で解決できるサービス」をすべて体験し、それが「日常」であるかのように振る舞う(なりきる)。その体験を通じて、自身のセルフイメージを根本から引き上げることこそが本質だと彼は語ります。

大事なのがその時に泣けなしの100万だけどそれを日常的に使える自分になってる姿を想像してなりきって振る舞う立ち振る舞いをするっていうのはすごく大事で

お金以上に求める「タイムリッチ」という目標

水島氏が人生の核に据えているのは、単に資産を増やす「マネーリッチ」ではなく、時間を豊かに使う「タイムリッチ」という概念です。

彼は、収入や会社の規模を最大化することよりも、自分の時間を思い通りに使える自由を最優先してきました。これは、事業の成功と引き換えに多忙を極める多くの起業家像とは対照的です。従業員の目が気になって自由にランボルギーニに乗れなかったり、好きな時に遊びに行けなかったりするような状態を、彼は望みません。彼にとっての真の富とは、時間や人間関係のしがらみから解放され、自由に生きられる状態そのものなのです。

マネーリッチ以上のタイムリッチをやっぱり目指してた

水島氏の最終目標は「タイムリッチ」という自由な生き方ですが、そこへ至る道筋のアドバイスは驚くほど堅実で、リスク管理が徹底されています。その言葉からは、大胆なペルソナの裏にある、冷静な戦略家としての一面が浮かび上がってきます。

脱サラ前にすべき、驚くほど現実的な準備

彼の「買ってから稼げ」という強気なイメージとは裏腹に、会社を辞める(脱サラする)前の準備については、非常に現実的なアドバイスをしています。彼が挙げる、最低限やっておくべき準備は以下の通りです。

  • 目的と目標の明確化: なぜ会社を辞めるのか、辞めてどうなりたいのかをはっきりとさせる。
  • 生活コストの徹底的な削減: 家賃や車のローンなど、固定費を抜本的に見直して抑える。
  • 最低6ヶ月分の生活資金の確保: 収入がゼロになっても半年間は生活できるだけの現金を用意する。これがないと、資金が減っていくプレッシャーで「精神的にどんどん追い詰められて」しまい、冷静な判断ができなくなると彼は指摘します。
  • サラリーマン時代の信用を活用: 会社員の信用があるうちに、車のローンやカードローンなどを組んでおく。なぜなら「脱サラすると車のローンも組めない」から。いざという時に資金を確保できる「枠」を作っておくことは、精神的な安定に繋がる重要な戦略です。
  • ネガティブな人間関係の整理: 「お前には無理だ」といった否定的な言葉を投げかける友人や同僚との関係を断ち切る。

人を本当に動かす、根源的な欲求

では、なぜ人はこれほどの準備をしてまで成功を目指すのでしょうか。水島氏は、その動機の根源には、より本質的な欲求があると考えています。

特に、若い頃の恋愛経験は、自分の「センス」を磨き、本当に望むものを知る上で不可欠だと語ります。例えば、高級車が欲しいという欲求も、突き詰めれば「モテたい」という根源的な動機から来ているのではないか。そして、この「センス」が磨かれていないと、富を手にしても品のない使い方をしてしまうと彼は警鐘を鳴らします。

キャバクラで…鍵持っててさテーブルの上 に置いてみたいな人いるけどさなんか ああいうのダサいなって思う

彼によれば、こうした行動は若い頃に恋愛経験を積めなかった反動であることが多いと言います。だからこそ、冒頭の「経験への投資」が活きてくるのです。最高級のサービスに触れてセルフイメージを高めることは、自分の欲望の解像度を上げ、洗練された「センス」を養う訓練でもあります。

最終的に彼の人生における目標は、事業で成功を収めることではありません。

死ぬ時にベッドの上で周りに自分を愛してくれる人が何人かいて幸せだったなって思ったらオッケー

彼にとってビジネスや富は、こうした人間としての根源的な欲求を満たし、より良く生きるためのツールに過ぎないのかもしれません。

水島翔氏の哲学は、私たちが本当に求めているものは何かを問いかけます。それは単なる富の蓄積でしょうか、それとも時間と意義ある人間関係に恵まれた、豊かな人生そのものでしょうか。

彼の言葉のどこに共感し、何を感じるか。ぜひ動画本編を視聴して、あなた自身の心に響く一言を見つけてみてください。