はじめに
方向感がなく、どちらに動くか分からない「横ばい相場」。多くのトレーダーが、明確なトレンドが見えない状況に苛立ちや機会損失を感じるのではないでしょうか。一見すると手が出しにくいレンジ相場ですが、「FXゴールドナビ」の分析は、こうした膠着状態にこそ規律あるトレーダーにとっての好機が潜んでいることを見事に示しています。相場に迷いを感じているトレーダーにとって、必見の内容と言えるでしょう。
方向感のない相場から、次の展開を読む
2020年4月6日の週の相場は、多くの通貨ペアが大きな動きの後の調整局面に入り、横ばいで推移していると診断されています。その中で「ユーロが若干弱い」という特徴も指摘されていますが、この分析の真価は、市場全体の方向性を決める鍵を特定している点にあります。
その鍵とは、ドル円です。現在、ドル円は4時間足でボックスレンジを形成しており、上下どちらに抜けるか「全くの半々」という状況にあります。この分析では、ドル円がこのレンジをどちらにブレイクするかが、他の通貨ペアの方向性を決定づける主要な触媒になると見立てています。この視点こそが、次の具体的なトレード機会を見つけ出す鍵となります。
また、プロの分析は「何をトレードしないか」も明確にします。オセアニア通貨(豪ドル米ドル、NZドル米ドルなど)は値動きがはっきりしないため、「様子見」が推奨されており、確率の高いセットアップだけに集中する姿勢が貫かれています。
「分岐点」にあるユーロ円、両睨みのシナリオ
この分析が最初に注目する通貨ペアがユーロ円です。日足チャートの大きなボックスレンジの下限である116円に到達しており、まさに「要注目の通貨ペア」だと指摘されています。ここから考えられるのは、明確に対立する2つのシナリオです。
- シナリオ1: サポートラインを明確に下抜ければ、勢いを伴った下落につながる可能性があり、絶好のショート機会となります。
- シナリオ2: もしサポートが機能して価格が反転すれば、典型的なサポート・レジスタンス転換からの押し目買いを狙うことができます。
どちらか一方を予測するのではなく、どちらに動いても対応できるよう準備しておく「両狙い」のアプローチが可能です。これは単なる当てずっぽうではなく、値動きの事実に追随するための周到な準備であり、プロのトレーダーが常に意識すべきリスク管理の考え方そのものです。
仮に割ってきたとすると勢いよくですね、下落していく動きが考えられますのでその動きを使ってショートを狙っていく。あるいは下値が固まって下がらないことが確認されますと、こうしたところ上 にブレイクした後に押し目買いを狙って いく形…この両狙いの見方で来週はユーロ円注目していきたいとおもいます。
ボックス相場で見つける、ポンドドルの明確なトレード戦略
このドル円の方向性が鍵を握る中で、次に注目すべきがポンドドルです。こちらも4時間足で明確なボックス型のレンジを形成しており、ドル円の動きに応じて2つのシナリオが想定できます。
- シナリオ1: ドル高が進めば(ドル円がレンジを上抜けすれば)、ポンドドルは一度ブレイクした重要なネックラインまで下落する可能性があります。そこからの反発は、押し目買いのチャンスとなり得ます。
- シナリオ2: ドル安が進めば(ドル円がレンジを下抜けすれば)、ポンドドルはボックスレンジを上抜けする可能性があり、トレンドフォローのトレード機会が生まれます。
ユーロ円と同様、この分析もレンジの境界線で特定のプライスアクションを待つという、具体的で実行可能なプランをトレーダーに提供してくれます。
日足が読めない時の「短期トレード」という選択肢
動画の最後には、日足チャートで明確なトレンドが見えない時に非常に実用的なアドバイスが紹介されます。これは、大きな時間足で方向感が見えない時でも、視点を変えることで機会を見つけ出せるという、トレーダーにとって価値ある教訓です。
動画では、解説者自身の戦略として、ポンド円の5分足チャートを使い、東京時間のレンジをロンドン時間開始前後にブレイクする動きを狙う短期トレードが紹介されています。常に市場環境に適応する柔軟な思考が、安定したトレードには不可欠であることを示唆しています。
日足の水平線ブレイクであるとか日足のはっきりしたというのが見えづらいときはですね、こうした短期足の中でトレードを考えていくということもできますので…
おわりに
この動画が伝えるメッセージは、「一見すると混沌とした横ばい相場であっても、体系的なテクニカル分析を用いれば、確率の高いトレードセットアップを見つけ出すことができる」という力強いものです。注目すべきは、分岐点に立つユーロ円と、ドル円の動きを前提としたポンドドル。そして、市場が静かな時には短期トレードに切り替えるという柔軟な思考法です。ぜひ動画本編で実際のチャートを確認し、この詳細な分析をご自身の目で確かめてみてください。

