4月はボラティリティの低い相場が続き、多くのトレーダーがもどかしさを感じたのではないでしょうか。しかし、実は明確なトレンド相場よりも、こうした方向感に乏しい時期の方が圧倒的に多いのです。このような静かな相場とどう向き合うべきか。プロの分析動画が示すのは、好機を待つ「規律ある忍耐」と、好機が来た時に仕掛ける「的確な行動」の二元的なアプローチです。その重要なポイントを解説します。
「トレードしない」も重要な戦略
動画ではまず、相場と向き合う上での基本的な心構えが示されています。それは、値動きが乏しいときに無理に取引を仕掛けない、というものです。トレンドがない中でポジションを持つことは、不要なリスクを負い、資金を減らすことにつながりかねません。難しい相場で損失を出さずに乗り切ることは、利益を上げることと同じくらい重要な戦略なのです。この原則が具体的にどう活かされるのか、後のポンドの分析で明確になります。
そうした中で無理にトレードしない、資金を減らさないというところもトレードの重要な一部となってきますので
今週の注目は「ユーロ円」の短期的な動き
今週、短期的なチャンスとして動画が注目しているのが「ユーロ円」です。先週、ユーロ円は日足のボックス相場の下限を一度下に抜けましたが、それが「だまし(false breakout)」となり力強く反発。ここで注目すべきは、この反発がなぜ力強いのかという点です。下落を見込んで売りポジションを持っていたトレーダーたちが、価格の急反転によって損切り(買い戻し)を余儀なくされました。この損切り注文が上昇の勢いをさらに加速させ、信頼性の高い買いのサインを生み出したのです。
この短期的な上昇の勢いを活かしたトレード戦略が、4時間足のチャートを使って具体的に解説されています。日足のサポートラインがネックラインとして機能する「ダブルボトム」が形成されており、そこからのエントリーシナリオとして、以下の3つのパターンが想定されています。
- レクタングル(長方形)を形成し、上へブレイクする
- レクタングル内のサポートラインで反発する
- ネックラインまで押し目を付けてから再上昇する
このユーロ円の分析は、単なる予測ではなく、複数のシナリオを想定する実践的な思考法を示しています。
ボックス相場が続くポンド、ブレイクを待つ戦略
一方で、「ポンドドル」と「ポンド円」は、現在明確なボックス相場(横ばいの動き)の中にいます。このような通貨ペアに対しては、規律あるアプローチが鍵となります。それは、「ボックスをどちらかの方向に明確にブレイクするまで、じっくりと待つ」という戦略です。これはまさに、冒頭で述べた「トレードしない」という原則の実践例であり、チャンスが来るまで待つ規律もトレーダーにとって重要なスキルであることが示唆されています。
月末の重要イベントに備える
動画では、分析対象週の重要イベントとして、当時の経済指標にも言及しています。これは、チャート分析だけでなく、ファンダメンタルズ要因を考慮する重要性を示す好例です。
例として、当時の5月7日に予定されていたイギリスBOEの政策金利発表や、5月8日の米国雇用統計が挙げられていました。これは、重要な指標発表の前後には予期せぬ値動きに備えるべきだという、普遍的な注意喚起です。事前にリスクを把握し、慎重に相場を監視することが常に求められます。
今回ご紹介した動画は、単なるチャート分析だけでなく、相場の状況に応じた冷静な戦略的思考を学ぶことができる内容です。ユーロ円のような行動すべきポイントを明確にしつつ、他の通貨ペアでは規律ある「待ち」の姿勢を説いています。この二元的な視点を掴むことで、より落ち着いて今週の相場に臨めるはずです。
ぜひ動画本編で、プロの分析をチェックしてみてください。

