FX市場の大きな流れを読む。ドル高トレンドはどこまで続くのか?【動画解説】

FXゴールドナビ

はじめに

FX取引で成功するためには、市場の最も大きな「流れ」を正確に読み解くことが不可欠です。今、その流れはどこに向かっているのでしょうか?

「FXゴールドナビ」が毎週配信しているFX分析動画は、この大きな流れを巧みに解き明かしてくれます。今回の記事では、この動画の重要なポイントを抽出し、現在の市場を支配する「ドル高」トレンドに焦点を当てます。この流れが主要通貨ペアにどのような影響を与えているのか、来週のトレード戦略を立てるためのヒントを探っていきましょう。

今週の主役は「ドル高」の流れ

動画の中心的なテーマは、今週の市場を動かした「米ドルの広範な強さ」です。その最も明確な証拠として挙げられたのが、ドル円の動きでした。

ドル円は、チャート上の極めて重要な月足のサポートラインで決定的な反発を見せ、5日間連続で上昇しました。この動きは、米ドルの底堅さを市場全体に確認させるものとなり、今週の為替相場の基調を決定づけました。ただし、ドル円は現在、およそ104円から107円という大きなレンジの中央付近に位置しており、明確なトレンド発生には至っていない点も押さえておく必要があります。

最も分かりやすいトレンドはユーロドルにあった

ドル高の流れを最もクリーンな形で示していたのがユーロドルでした。動画では、ユーロドルが水平のサポートラインを明確に下方向へブレイクした点が指摘されています。

このテクニカルなブレイクアウトは非常に分かりやすく、動画の分析者は実際にこの動きを利用してショートポジションを建てたとのことです。この具体的な解説は、分析をより実践的なものにしています。来週も引き続き、ユーロドルは売り場を探す上で注目すべき主要通貨ペアとして挙げられています。

利益確定の目標については、動画内で次のような実践的なアドバイスが示されています。

ブレイクを越す前のレンジ幅といったところが決済のハーバーとして参考になります

これは具体的に、ブレイク前のレンジの値幅を、ブレイクした地点からそのまま伸ばして利益目標とする考え方です。動画では2つのシナリオが提示されました。

  • 上のラインを基準にした場合: レンジ幅は約100pips。ブレイク地点から100pips下が利益目標の目安となります。
  • 下のラインを基準にした場合: レンジ幅は約150pips。分析者が採用したこちらのシナリオでは、ブレイク地点から150pips下が目標となります。この水準は過去の日足の高値付近とも重なっており、強力なサポートとして意識されやすいポイントです。

クロス円が示す市場の「綱引き」

動画では、ユーロ円のようなクロス円通貨ペアが示す、より複雑な市場の状況についても触れられています。現在、市場は一種の「綱引き」状態にあります。

一方でドルが強く、他方でそのドルに対して円も弱い(ドル円が上昇している)ため、クロス円は決定的に下落しづらい状況が生まれています。動画では、ユーロ円が明確な「ボックス相場」(レンジ)を形成していることを指摘し、このレンジをどちらかの方向にブレイクするのを待つべきだと慎重なアプローチを推奨しています。

さらに、アナリストは「理想的なのは、下方向にブレイクした場合。日足のトレンドも下向きなので勢いが出やすい」と述べ、より確率の高いトレード方向についても示唆しています。

今週、最も大きく動いた通貨

今週、最も劇的な動きを見せた通貨として動画が取り上げたのは、豪ドルでした。

豪ドル/ドルは、ほぼ5日間連続で急落し、その下落幅は約300pipsにも達しました。動画では、この動きを「新たな下降トレンドの初動」である可能性が高いと評価しています。このトレンドに乗りたいトレーダーに対しては、単にチャートパターンを探すだけでなく、より具体的な戦略が示されました。それは「4時間足や1時間足で、13期間EMA(指数平滑移動平均線)への引きつけを待って売る」というものです。実際、前日には4時間足でその絶好のチャンスが発生したと解説されており、再現性の高い手法として紹介されています。

おわりに

今回の動画は、現在のドル高を基軸とした市場の全体像を、明確かつ戦略的に解説してくれました。この流れを理解することが、来週のトレードを有利に進める鍵となります。

動画の最後では、来週金曜日に発表される「米国雇用統計」が、このドル高トレンドに影響を与える可能性のある重要イベントとして触れられています。

ぜひ、動画本編で実際のチャート分析を確認し、来週に向けた準備を万全にしてください。