FXで迷わない、チャートの答え。プロが明かす「2本の線」だけの超シンプル設定術

FXゴールドナビ

はじめに

FXのチャートを開いたとき、無数のインジケーターや複雑なラインに圧倒されてしまった経験はありませんか?「もっとシンプルに、本質だけを捉えたい」そう願うトレーダーは少なくないはずです。

そんな悩みに一つの答えを示してくれるのが、YouTubeチャンネル「FXゴールドナビ」で公開された動画です。この動画では、驚くほどシンプルでありながら、プロの視点が凝縮された強力なチャート設定が解説されています。

この記事では、あなたのトレードに「迷いのない明確さ」をもたらす、動画の核心的な洞察を分かりやすく分解していきます。

たった2本の線が教えてくれる「トレードすべき相場」

このチャート設定の核となるのは、その圧倒的なシンプルさです。主に使用するのは、たった2本の指数平滑移動平均線(EMA)だけ。

まず、長期の移動平均線であるEMA 100(緑色の太線)は、「環境認識」のためのツールです。この一本の線を見るだけで、今が「トレードすべき相場」なのか、それとも「手を出してはいけない相場」なのかを瞬時に判断できます。

動画では、ローソク足とEMA 100の間に明確な空間が空き、一方向に進んでいる状態を「トレンド相場」と定義しています。逆に、ローソク足がEMA 100にまとわりつくように動いている場合は「ノントレンド相場」であり、トレードを検討する必要はないと断言しています。

もちろん、トレンドの最も正確な定義は、高値と安値の切り上がりが連続するといった「ダウ理論」に基づきます。しかし、その波形判断が難しいと感じるトレーダーにとって、このEMA 100は「今、明確なトレンドがあるか」を視覚的に、かつ瞬時に教えてくれる実践的なショートカットなのです。

このシンプルな視覚的ルールこそが、無駄なエントリーと損失を避けるための、最も重要で基本的な第一歩となります。

「騙し」を回避する、EMA 100のプロの使い方

この設定の真価は、EMA 100のさらに深い使い方にあります。それは、多くのトレーダーを悩ませる「騙し」の回避です。

動画の解説者である加藤氏が指摘する、非常に「負けやすい」パターンがあります。それは、長い下落トレンドの後、価格がまだ一度もEMA 100にタッチしていない状態で、反転を狙って買いエントリーしてしまうケースです。なぜ負けやすいのか?それは、価格がEMA 100に触れていないという事実が、「まだ売りの勢いが相当に強い」ことの証明だからです。

では、優位性の高いエントリーはどこか?その答えは、価格が一度EMA 100にタッチ(または上抜けて)した後に訪れます。価格がEMA 100まで戻ってくるということは、それまで続いていた一方的な勢いがようやく弱まった可能性を示唆します。その後に発生する強い反転シグナルこそが、信頼性の高いエントリーチャンスとなるのです。

これは、エントリーのタイミングを劇的に改善し、多くのトレーダーが陥る罠を回避するための、まさにプロレベルの洞察と言えるでしょう。

「乗り遅れた!」を防ぐ、EMA 13という追撃のチャンス

「絶好のエントリーポイントを見逃してしまった…」というのは、トレーダーなら誰もが経験する悔しい瞬間です。そんな「乗り遅れ」を防ぐためのツールが、もう一本の線、短期の移動平均線であるEMA 13(青色の線)です。

EMA 13の役割は、トレンド発生後の「押し目買い・戻り売り」のチャンスを見つけることです。

戦略は明確です。トレンド転換ラインを大きなローソク足がブレイクするという主要なエントリーチャンスを逃してしまった場合、慌てて価格を追いかけてはいけません。代わりに、価格が一度EMA 13まで引き戻されるのを冷静に待つのです。

動画では、このEMA 13へのタッチが、規律に基づいた追撃のエントリーポイントとして機能すると説明されています。ここで重要なのは、このタッチでのエントリーはローソク足の確定を待つ必要がないという点です。価格がEMA 13に触れたあたりで、迅速にエントリーすることが可能です。

ただし、一つ重要な注意点があります。この手法が有効なのは、トレンドが発生した直後の「初動付近」に限られるということです。これにより、高値掴みや安値掴みを避けることができます。

なぜか意識される「キリの良い数字」の秘密

最後に、このチャート設定を補完するツールとして「ラウンドナンバーツール」が紹介されています。これは、チャート上に50pips間隔で自動的に水平線を描画するものです。

なぜこれが重要なのでしょうか?動画によれば、多くのトレーダーが、これらの「キリの良い数字」を利確目標やエントリーの目安として意識しているため、価格がこれらのレベルで反発したり、停滞したりする傾向があるからです。

このツールは、あくまで補助的なものですが、市場参加者の心理を読み解き、環境認識や利益確定の目標設定に役立つ、強力な味方となってくれます。

おわりに

「FXゴールドナビ」が提唱するこのチャート設定は、単にインジケーターを表示するだけではありません。それは、相場をどう読み解き、どこでエントリーし、どこで待つべきかという、一貫した思考のフレームワークを提供してくれます。

  • EMA 100でトレードすべき相場かを見極める。
  • EMA 100へのタッチで「騙し」を回避し、優位性の高いタイミングを待つ。
  • EMA 13で乗り遅れた際の、規律ある追撃エントリーを行う。

この2本の線がもたらす明快さは、あなたのチャートから迷いを消し去り、より自信を持った意思決定を可能にするでしょう。

動画本編では、これらの概念が実際のチャートでどのように機能するかが、さらに詳しく解説されています。ぜひ、その目で確かめ、ご自身のトレード環境をシンプルかつ強力なものにアップデートしてみてください。