明けましておめでとうございます。2024年という新しい年を迎えましたが、私たちにとって非常に胸を痛める幕開けとなりました。1月1日午後4時10分、石川県能登地方を震源とする令和6年能登半島地震が発生し、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
私自身、富山にある事務所と自宅がマンションの高層階ということもあり、これまでに経験したことのない激しい揺れに見舞われました。室内は本やパソコンが散乱し、まさに足の踏み場もないほどでしたが、正月期間をかけてようやく片付けを終え、ようやく落ち着いてチャートに向き合える環境が整いました。こうした非常事態や大きなファンダメンタルズの波に直面したとき、トレーダーとしていかに冷静な「静」の心を持てるか。本記事では、新年の相場展望とともに、プロが実践するリスク管理とマインドセットについて深く掘り下げていきます。
相場の「静」と「動」を見極める待機戦略
相場には、テクニカル分析が素直に機能する「動」の局面と、突発的なイベントによりセオリーが通用しなくなる「静」の局面があります。震災の影響に加え、年初特有の低流動性、さらには米雇用統計という巨大なイベントが重なる現在は、まさに慎重さが求められる時期です。
1月5日の雇用統計直後は、市場の期待と不安が交錯し、価格が乱高下しやすくなります。私はこうした「ノイズ」の多い局面で無理にエントリーをすることはありません。相場の「脈拍」が安定し、再びテクニカル指標が信頼を取り戻すのを待つのです。具体的には、祝日である成人の日明け、1月9日や10日頃を本格的なトレード再開の目安としています。
「そのあとね、しっかりテクニカルが機能し出してくれば、かなりトレードはしやすくなってくるなと僕思ってます」
この言葉通り、プロの仕事とは「常にポジションを持つこと」ではなく、「勝てる確率の高い舞台が整うのを待つこと」に他なりません。流動性が回復し、市場参加者の総意がチャートに反映され始めるタイミングこそが、真のチャンスとなります。
水平線とマルチタイムフレームで解くドル円の現在地
正確な環境認識のためには、複数の時間軸を統合するマルチタイムフレーム分析が不可欠です。現在のドル円相場を、より専門的な視点で紐解いてみましょう。
まず週足レベルでは、大きな下落の波の中にありますが、現在はその下落幅の「半値(50%戻し)」付近まで値を戻しており、強気派と弱気派が激しくぶつかり合う地点にいます。日足に目を向けると、直近の最安値を作った起点(戻り高値)を明確に上抜け、20期間移動平均線(MA)をも上回ってきました。これにより、日足レベルでのバイアスは「上方向」へと転換したと判断できます。
さらに4時間足・1時間足で注目すべきは「145円」という心理的節目(キリ番)です。ここは過去に何度も急落や急騰の起点となった「意識されるライン」です。
- 4時間足の挙動:一度ブレイクした目線の切り替えポイントに対し、再び価格が戻ってから反発する「抜け・戻り」の形が綺麗に現れています。
- 短期的な視点:1時間足では、一時的なレジスタンスとなりそうな箇所に「白い水平線」を引き、利食いや一時的な反発の目安にします。
こうした水平線を過去のチャートパターン(ダブルトップの頂点や安値更新の起点)に当てはめて検証する訓練は、現場での判断力を養うために極めて有効です。
勢いに惑わされない「飛び乗り」厳禁の鉄則
強い上昇トレンドを目の当たりにすると、初心者は「この波に乗り遅れてはいけない」という焦りから、根拠のない場所でロングを入れてしまいがちです。しかし、これが最も資金を失いやすい「飛び乗り」の罠です。
特に1時間足レベルで急角度の上昇を見せている局面では、いつ急激な押し目(利益確定売り)が入ってもおかしくありません。下降局面でのブレイクアウトは加速しやすい特性がありますが、上昇局面では「深めの戻し」を待つのがセオリーです。
「これに飛び乗りするのは本当に危険なんで、やめてください」
もし5分足や1分足の短期足でエントリーを試みる場合でも、直近の高値を利食いポイントにするなど、リスクリワードを厳格に管理しなければなりません。相場が活発に動く欧州時間やNY時間こそ、自分の感情をコントロールし、明確な根拠に基づいたトレードを徹底する必要があります。
トレーダーとして、一人の人間として今できること
私たちがトレードで利益を追求する究極の目的は、単に口座の数字を増やすことではなく、その先にある「人生の目的」を果たすことにあるはずです。私は今、運営する飲食事業の資源を活用し、被災地へフードトラックを派遣する準備を進めています。
現地の道路状況をリサーチしたところ、能登地方への道中は未だ過酷な状態であると聞いています。しかし、他オーナーとも情報交換をしながら、温かいハンバーガーやキューバサンドといった「出来立ての食事」を届けるべく、最善のルートを模索しています。こうした社会貢献への想いは、トレードにおける規律を維持するための強固な精神的支柱となります。
「今年は僕、徹底的にお金を稼いで、稼いだお金を原資として、不動産投資の方、攻めていきたいなと思ってます」
また、今年はトレードで得た利益を原資に、不動産投資への進出も本格化させます。この知識もいずれ「マニュアル化・コンテンツ化」してメンバーの皆様に共有し、誰もが自立して資産を築ける仕組みを提供したいと考えています。稼いだお金を次なる投資へ、そして社会への還元へと循環させること。このビジョンこそが、私をチャートに向かわせる原動力です。
おわりに
2024年の相場を勝ち抜くためには、まずは自分自身の生活とマインドを整え、テクニカルが機能するタイミングを静かに待つ忍耐強さを持ってください。正確な環境認識と徹底した資金管理、そして明確な目的意識があれば、道は必ず開けます。
自力でお金を稼ぐ力は、どのような震災や混乱が起きても自分と大切な人を守るための最強の武器になります。本記事で解説した具体的なチャートの見方や、145円付近の攻防については、ぜひ動画で実際の動きを確認してください。
動画をフルで視聴して、あなたにとって最も響くポイントを見つけてみてください。

