トレードで勝てない原因は「自分自身」にあった?あるFXトレーダーが語る、視野の狭さを克服する思考法

水島 翔/FXトレーダー

はじめに

トレードや何かのスキルを学んでいる時、「理論はわかっているはずなのに、なぜか結果がついてこない」「計画とは正反対のことを、いつの間にかやってしまっている」と感じたことはありませんか?

FXトレーダー水島 翔氏のYouTube動画は、単なるチャート分析を超え、多くのトレーダーが直面する根深い問題、つまり「トレーダー自身の心理」に光を当てています。この動画は、トレードの壁を乗り越える鍵が、テクニックではなく「自己認識」にあることを、力強く教えてくれます。

「順張りのつもりが逆張りに」—ある視聴者の告白が教えてくれること

動画の中で特に印象的なのが、ある視聴者から寄せられた成功体験です。

その方は、トレンドフォロー(順張り)をしようと意識しているにもかかわらず、気づけば逆張りをしてしまうという悩みを抱えていました。試行錯誤の末、彼はその原因が自分自身の性格、つまり「集中すると深く考え、視野が狭くなる」という特性にあると突き止めます。

この「自分自身の癖」を理解し、意識的に修正することで、彼のトレードは劇的に変わりました。ついに初めて月単位でプラス収支を達成しただけでなく、そこには2つの具体的な成長がありました。一つは「損切り幅が以前の半分以下」になったこと。もう一つは「なんとなく『型』というものができてきた」こと。漠然とした心理的な勝利が、計測可能な戦略的改善へと結実したのです。このエピソードについて、水島氏はこう語ります。

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この告白が教えてくれるのは、トレードにおける最大の障害は、市場の複雑さではなく、私たち自身が無意識のうちに繰り返している思考パターンや習慣なのかもしれない、ということです。

なぜ「引きつけて待つ」ことが重要なのか

視聴者の「視野が狭くなる」という問題意識は、水島氏が提唱する核心的な戦略の重要性を浮き彫りにします。それこそが、「引きつけてエントリーする」という原則です。これは、視聴者が陥っていた衝動的な行動への、直接的な解毒剤とも言えるでしょう。

このアプローチは、感情に任せて価格を追いかける「飛び乗り」とは対極にあります。価格が有利なポイントまで戻ってくるのを辛抱強く待ち、そこで仕掛ける。なぜなら、引きつけて待つことで、損切り幅を非常に小さく抑えた、精度の高いトレードが可能になるからです。水島氏は、この手法の圧倒的な利点をこう説明します。「もし良いポイントで入っておけば、仮に価格が戻ってきても、縦値(エントリー価格)くらいで切れるじゃないですか」。

これは単なる技術論ではありません。「このトレードは当たるか?」という不安から、「どうすればリスクを限りなく小さくできるか?」という建設的な問いへの、思考の転換そのものなのです。この規律を守ることこそが、衝動的な判断を防ぎ、大切な資金を守るための心理的な防波堤となります。

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エントリー後にチャートを見てはいけない本当の理由

ポジションを持った後、多くのトレーダーは新たな不安に駆られます。そんな人に向けて、水島氏は一見すると意外な、しかし極めて重要なアドバイスをします。

もし 本当 どう し て も 気 に なる ん だっ たら エントリー し た 後 に 見 な いっ て いう の が 大事 です

利確と損切りのポイントを決めてエントリーしたのなら、そのシナリオを信じるべきだ、と彼は説きます。しかし、多くのトレーダーは逆のことをしてしまいます。「自分の中でシナリオを決めたのに、一時的に価格が上昇したから『やっぱり違うのかな』と思って切ってしまう」。これは、まさに視野の狭さからくる自己破壊的な行動です。

もし値動きで感情が揺さぶられるのであれば、それはポジションサイズ(ロット)が大きすぎるサインかもしれません。水島氏のロジックは明快です。「損切りも入れているということは、負けた場合のシナリオも想定してやっているわけだから、別に気にする必要はないんです」。

目標は、事前に描いたシナリオを信頼し、あとは結果に任せること。そうすることで、自分の感情をトレードから切り離すことができるのです。

トレードとは、自分自身と向き合う旅

動画全体を通して流れているのは、水島氏の哲学です。彼は、単にFXのノウハウを教えるだけでは不十分だと考えています。本当の成功には「考え方」そのものを変える必要があるからです。

動画では、脳の「潜在意識」を「いかにね、うまく騙して使いこなすか」というユニークな視点で語られ、ポジティブで成長志向のマインドを育むことの重要性が説かれます。

その考え方の根底には、彼の原体験があります。かつて会社員時代、とても可愛がってくれた祖父が亡くなった時、仕事の責任感から1日しか休みを取れなかったというのです。その時の痛切な想いを、彼はこう語ります。「すごくよくしてくれたおじいちゃんが亡くなったのに、なんで1日しかないんだ」。

大切な人に何かあった時、時間もお金も気にせずに寄り添える環境を準備しておきたい。その強い想いが、彼の原動力なのです。これは単なるトレードの解説動画ではありません。自分が本当に大切にしたいものを優先できる人生を、いかにデザインしていくかという、深い問いを投げかけています。

おわりに

この動画の真価は、テクニカルな戦略と、深い自己洞察がシームレスに結びついている点にあります。「引きつけて待つ」という規律や「エントリー後にチャートを見ない」という冷静さは、単なるトレード技術ではありません。それは、水島氏が語る「大切な人のために時間を使える人生」という大きな目標にたどり着くための、日々の小さな、しかし決定的に重要な実践なのです。

トレードで勝ち続けるためには、チャートの向こう側にある「自分自身」を理解することが不可欠です。損失の原因が市場にあるのではなく、自分の内なる癖にあると気づいた時、初めて本当の成長が始まるのかもしれません。

ぜひ動画本編で、あなたの心に響く言葉を見つけてみてください。