FXで負け続けるのはなぜ?この動画が示す「時間軸」を変えるという解決策

水島 翔/FXトレーダー

FX取引に取り組む中で、「なぜエントリーすると逆行するのか」「学んでいるはずなのに、一向に勝てない」といった壁に直面することは、多くのトレーダーが経験する道です。私自身も、その根深い悩みを抱え、試行錯誤を繰り返した時期がありました。その長く暗いトンネルに、明確な光を灯してくれるのが、FXトレーダー水島翔氏のYouTube動画「FXで負けまくっている人の解決策」です。

この動画は、単なる小手先のテクニック集ではありません。多くのトレーダーが負け続ける根本的な原因に深く切り込み、トレードにおける「視点」そのものを変革することで、状況を打開する普遍的な戦略を提示しています。

この記事を通じて、動画が示す核心的な価値を深く理解し、あなた自身のトレードを根本から見直すための、重要な気づきを得ていただければ幸いです。

長期足という「森」を見てから、短期足という「木」を見る

多くのトレーダーが陥りがちな罠、それは5分足や15分足といった短期的な値動き、いわば「木」ばかりに気を取られ、相場全体の大きな流れという「森」を見失ってしまうことです。私自身、キャリアの初期にはこの「木を見て森を見ず」の罠に陥り、何度も痛い目を見ました。だからこそ、水島氏のこの指摘の重要性が身に染みて分かります。

水島氏が提唱するアプローチの根幹は、まず「長期の波の流れを把握する」ことにあります。具体的には、週足や日足といった長期の時間軸で「今は上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか」という大きな方向性を確認すること。これが、すべての戦略を立てる上での揺るぎない土台となるのです。

例えば、日足で明確な上昇トレンド(森)が発生しているにもかかわらず、短期足のわずかな下落(木)だけを見て売り向かうのは、大きな流れに自ら逆らう行為に他なりません。最初に「森」の全体像を把握することで、こうした闇雲なエントリーを防ぎ、トレードの精度を高める第一歩を踏み出すことができるのです。

すべてのトレードスタイルに共通する「普遍的」な戦略

このアプローチが持つ真の力は、特定の取引手法に限定されない「普遍性」にあります。数週間にわたってポジションを保有するスイングトレードから、一日に何度も取引を繰り返すデイトレードやスキャルピングまで、あらゆるスタイルのトレーダーが自身の戦略に応用できる、まさに原理原則と言えるでしょう。

この話はスイングトレードからデートレスキャルピングまで全てのトレードスタイルに使える普遍的なものなので是非最後まで聞いてください

なぜ、これが可能なのでしょうか。その答えは、相場が「フラクタル構造」になっているからです。動画内で示されているように、日足で確認できる大きなトレンドという「親波」の中には、4時間足や1時間足といった、より小さな「子波」が無数に存在します。水島氏はチャート上で「日足で見たこの部分が、4時間足ではこの部分」と具体的に示し、時間軸は違えど、波形が同じような構造を繰り返していることを見事に解説しています。

つまり、どの時間軸で取引するにせよ、「より大きな時間軸のトレンドを把握し、その流れに沿ってエントリーポイントを探る」という原則は決して変わらないのです。この本質を理解することが、あらゆる相場で一貫したパフォーマンスを出すための鍵となります。

エントリーの精度を高め、損切り幅を極限まで抑える技術

長期足で大局観を掴んだら、次はいかにしてリスクを抑え、精度高くエントリーするかという実践的な段階に移ります。ここで極めて重要になるのが、戦略を立てる時間軸と、実際にエントリーする時間軸を明確に分けるという技術です。

例えば、動画では「日足・4時間足は上方向だが、1時間足では調整の下落トレンドが発生している」という複雑な局面を解説しています。この場合、1時間足の下降トレンドに沿って、「直近高値のレジスタンスラインまで価格が戻ってきたらショートを狙う」という戦略を立てます。これは大局的な上位足(日足)には逆張りですが、基準とする時間軸(1時間足)の波には順張りで乗る、という高度な戦略です。水島氏も「上位足の波に対して逆張りだから多少ね リスクはあります」と述べ、リスクを正しく認識することの重要性を示唆しています。

そして、この戦略を実行する際、エントリーのトリガーはさらに短い5分足で探します。

1 時間 足 で 今 戦略 立て まし た これ を ね 5 分 足 で タイミング を 見計っ て エントリー し て いく こと で 損切り 幅 を かなり 抑え て 精度 の 高い トレード を し て いき ます

なぜこれが決定的に重要なのでしょうか。ソースでは「エントリーしたところからレート逆行すると結構ストレスになるじゃないですか」と語られています。損切り幅が広いと、わずかな逆行でも含み損が大きくなり、冷静さを失いがちです。これは、損失を確定させたくないという「プロスペクト理論」の罠に陥る典型的なパターンです。

しかし、5分足で精密なタイミングを計ることで、損切り幅を極限まで小さくできます。これは単に損失額を限定するだけでなく、「このトレードが失敗しても損失はごくわずかだ」という心理的な安定をもたらします。この精神的な余裕こそが、規律を守り、一貫性のあるトレードを可能にするのです。

「トレードしない」という重要な判断基準

この動画の中で私が特に感銘を受けたのは、水島氏が「初心者が避けるべき相場」について具体的に言及している点です。それは、単に「勝てる手法」を教えるのではなく、「負ける可能性が高い場面を避ける」という、プロのトレーダーに不可欠なリスク管理の視点を示しています。

具体的に挙げられているのは、「ローソク足の実体が短く、上下にヒゲが長い」ようなノイズの多い相場です。これは短期的に方向感がなく、買いと売りの力が拮抗している状態を示します。「常にポジションを持っていないと機会を逃す気がする」という焦りこそが、初心者が最も陥りやすい罠なのです。このような相場で無理にエントリーすると、小さな値動きに一喜一憂し、無駄なエントリーと損切りを繰り返して、大切な資金を消耗してしまいます。

水島氏の指摘は、私たちに重要な真実を教えてくれます。トレードとは、常にポジションを持つことではありません。リスクが高い場面、すなわち期待値の低いギャンブルを冷静に見極め、有利な状況が訪れるまで「待つ」。この「待つ」という行為は、機会損失ではなく、資金を守るための「積極的なリスク管理」なのです。

まとめ:負け続けるトレーダーから脱却するための原理原則

この記事では、水島翔氏の動画が示す「FXで負け続ける状況を打開する解決策」の核心を解説しました。その体系的なアプローチは、以下の4つのステップに集約されます。

  1. 大局観の把握(森): 週足・日足で、相場全体の大きなトレンド方向を定める。
  2. 戦略の立案(枝): 1時間足や4時間足で、その大きな流れの中の具体的な波(押し目・戻り・調整波)を特定し、シナリオを構築する。
  3. 精密なエントリー(葉): 5分足まで時間軸を落とし、損切り幅を最小化できる完璧なタイミングを計る。
  4. リスク管理(待機): 優位性の低いノイズ相場では手を出さず、明確なチャンスが来るまで「待つ」。

この動画は、単なる手法の解説に留まらず、あらゆる相場やトレードスタイルに応用できる、トレーダーとしての「原理原則」を学べる非常に貴重なコンテンツです。もしあなたが今、トレードの成績に伸び悩んでいるのであれば、この視点を取り入れることで、きっと新たな突破口が見えてくるはずです。

動画本編では、この記事で解説した長期足から短期足への落とし込みを、実際のチャートを用いてさらに詳細に確認できます。ただし、最も精密な「5分足でのエントリータイミングの取り方」については、動画内で紹介されている関連コンテンツ(ファーストプロジェクト)で深く解説されています。まずは動画で全体像を掴み、より深い知識を求める方は、そちらも手に取ってみることをお勧めします。