手法という「点」を、ルールという「線」へ。FXで勝ち続けるための13の鉄則

水島 翔/FXトレーダー

はじめに

「なぜ、勝てないのか」 FXの世界に足を踏み入れた誰もが、一度はこの壁に突き当たります。多くの人はその答えを「新しい手法」に求め、聖杯探しへと彷徨いますが、実は勝者と敗者を分かつ境界線はテクニックの優劣ではありません。

投資を単なるギャンブルではなく「自律したライフスタイル」へと昇華させるために必要なもの。それは、自分自身を律する強固な「ルール」です。

今回は、現役トレーダーの水島翔氏が、脱サラ以来守り続けてきたという**『FXで勝つために守るべき13のトレードルール』**を紐解きます。この動画は、手法という「点」を、利益という「線」に繋げるための思考プロセスが凝縮された、まさに初心者から中級者にとってのバイブル。プロの規律を自分の中に落とし込むことで得られる、精神的自由への道筋を共に見ていきましょう。

手法を超越する「マイルール」の価値

水島氏は、自身が提唱する「ダウ理論と水平線」というシンプルな手法を支えるのは、13個の徹底されたルールであると断言します。彼は脱サラした当初から現在に至るまで、このルールを一切妥協せずに守り続けてきました。

トレードとは本来、感情を排除した作業であるべきです。しかし、目の前の値動きに翻弄され、衝動的にエントリーしてしまうのが人間の性。水島氏が「13個のルールすべてに合致した時だけポジションを持つ」というストイックな姿勢を貫くのは、それが「迷い」を消し去る唯一の手段だからです。

ルール化によってトレードがパターン化されれば、自然と精度は高まります。規律こそが、相場という混沌とした世界で自分を守る盾となるのです。

トレードの手法とかよりも全然大事なことなので、必ずメモを取るなりして自分のトレードルールとして活用できるものを取り入れて欲しいなと思います。

マルチタイムフレーム分析による環境認識の最適化

プロの視座は常に高く、そして広いものです。水島氏は、月足から5分足までを統合的に見る「マルチタイムフレーム(MTF)分析」を、環境認識の核心に据えています。

特に動画内での**ドル円(USD/JPY)**を用いた解説は、具体的かつ極めて論理的です。

  1. 大局の把握(月足・週足): 心理的節目となる「152円」付近の抵抗帯を確認。大きな流れがどこで止まり、どこへ向かおうとしているのかを「月・週・日」の順に把握します。
  2. 目線の固定(4時間足): ダウ理論を用い、上昇トレンドの起点や安値を明確にします。「目線が上か下か」を固定することで、迷いを排除します。
  3. シナリオの構築(1時間足): 水平線を引き、具体的な狙い場を定めます。例えば「1時間足で上昇トレンドが出ているから、押し目まで引きつけてからロング(買い)を狙う」といった大まかな脚本を書きます。
  4. 精度の高いエントリー(5分足): 下位足に落とし込み、レンジの加減や反発を確認。最も有利な地点まで「引きつける」ことで、リスクを最小限に抑えたエントリーを実現します。

上位足で「大きな流れ」に乗り、下位足で「有利な位置」を射抜く。この時間軸の連動が、トレードを確信へと変え、私たちのメンタルに安定をもたらします。

資金管理こそが継続的な利益の源泉

多くのトレーダーが退場する最大の理由は、ロット管理の欠如にあります。水島氏は、狙う時間軸やボラティリティに合わせてロット数を調整する「リスク管理」の重要性を説いています。

例えば、10 pips動いた際の収益・リスクの差は、ロット数によって以下のように変化します。

ロット数(1万通貨=1ロット時)

獲得/損失額(10 pips変動時)

1ロット

1,000円

10ロット

10,000円

100ロット

100,000円

重要なのは、**「負けた時の損失額が、自分の許容範囲内に収まっているか」**という点です。 水島氏は、1時間足で50 pipsの値幅を狙う場合と、5分足で5 pipsを狙う場合では、ロット数を「10倍」近く変動させることもあると語ります。狙う値幅(ボラティリティ)に合わせてロットを調整する「リスクの平準化」こそが、長期的な生き残りを可能にします。

狙う時間軸によって必ずロット数を調整して、自分が特に負けた時の許容損失の範囲内にしっかり収まるロット数でトレードをするようにしています。

確信を持ってエントリーするための出口戦略

「どこで入るか」以上に重要なのは、「どこで出るか」を決めておくことです。水島氏は、エントリーの引き金を引く前に、必ず「利確目標」と「損切り位置」を確定させます。

  • 利確目標:前回高値や意識される水平線など、根拠のあるターゲットを設定。
  • 損切り位置:自分の描いたシナリオが崩れたと判断できる明確なポイント。

「出口が決まっていない状態では、決してエントリーしない」という徹底した規律。これが、場当たり的なギャンブルとプロのトレードを分かつ決定的要因です。なお、具体的な損切り位置の決め方など、より高度なテクニカル実行術については、彼の「ファーストプロジェクト(First Project)」という深いカリキュラムの中で詳述されています。

手法、資金管理、メンタル、リスク管理。これらすべてがルールというフィルターを通過した時、初めてトレードは「期待値の高い投資」へと変わるのです。

おわりに

FXで勝てない日々が続くと、つい目新しい「勝てる手法」に飛びつきたくなるものです。しかし、今のあなたに本当に必要なのは、手法を使いこなすための「土台」、つまりマイルールの構築かもしれません。

水島翔氏の動画は、手法を学ぶだけでは決して到達できない「プロの規律」を教えてくれます。動画の概要欄にある公式LINEでは、今回触れたルールを含む**「13のトレードルール一覧チェックリスト」**が配布されています。まずはこのリストを手に取り、自分のトレードを客観的に見つめ直す鏡として活用してみてください。

本編動画では、ドル円のリアルな環境認識や、より深いマインドセットについても語られています。 まずは、今日から守るべきルールを「一つ」選ぶことから始めてみませんか。その小さな一歩が、あなたのトレードを洗練されたものへと変え、経済的・精神的な自由を引き寄せる鍵となるはずです。