FXで「勝つ」より「負けない」エントリー術。多くの人が見過ごす”順張り”の5つの武器

FXゴールドナビ

はじめに

FXの学習を進めていると、「今は上昇トレンドだ」と市場の方向性は分かっているのに、いざエントリーするとなると「具体的に、今この瞬間に買っていいのか?」という一点で手が止まってしまうことはありませんか。その躊躇が、絶好の機会損失につながったり、焦って飛び乗った結果、不利なエントリーになってしまったりするのは、多くのトレーダーが経験する壁です。

今回ご紹介する動画は、そんなトレーダーの核心的な悩みである「いつエントリーすべきか?」という問いに対して、一つではなく、体系立てられた5つの明確な答えを提示してくれます。これは単なるテクニックの羅列ではありません。あなた自身の性格やトレードスタイルに合った武器を見つけるための、実践的なフレームワークを提供するガイドです。

FXの王道、「順張り」がなぜ重要なのか

動画の根底にあるのは、「順張り(トレンドフォロー)」こそが、特に初心者が安定して利益を上げるための基本であるという哲学です。逆張りと比較して、順張りは市場の主要な力と同じ方向にポジションを持つため、考え方がシンプルで、一度流れに乗れば利益を伸ばしやすい、と動画は解説します。

これらのエントリー手法を実践する大前提として、動画ではマルチタイムフレーム分析(MTFA)長期足で主要トレンドの発生(環境認識)を確認し、その後30分足のような短期足に落とし込んで具体的なエントリータイミングを計るという、二段階のフレームワークです。例えば、「4時間足で重要な水平線をブレイクした」という大きな流れを掴んだ上で、これから紹介する5つの手法のいずれかを短期足で適用するのです。このプロセスが、トレードの優位性を格段に高めます。

その上で、王道である順張りを実践するにあたり、動画は2つの重要な警告を強調しています。

  • 高値掴みの危険性: トレンドの勢いが衰えた後半でエントリーしてしまうリスクです。動画が示す重要な洞察は、「早いトレードほど 勝ちやすい」という事実。トレンドの初期段階でいかに早く仕掛けられるかが、順張りの成否を分けます。
  • 「待つ」ことの必要性: そもそも、明確なトレンドが発生している時間は、相場全体の2〜3割程度しかありません。残りの7〜8割は方向感のないレンジ相場です。だからこそ、確率の高いトレンド相場が訪れるまでじっと「待つ」忍耐力が、順張りトレーダーには不可欠なのです。

あなたは「攻め」派?「待ち」派?5つのエントリー戦略の地図

動画で紹介される5つの順張りエントリー手法は、この2つのリスク、すなわち「高値掴みを避けたい」という思いと、「完璧な押し目を待って機会を逃したくない」という思いの狭間で、最適なバランスを見つけるための戦略地図です。それは、トレーダーの性格に合わせて選べる「攻め」から「待ち」へのスペクトラムとして提示されています。あなたがどちらのリスクをより避けたいタイプか考えながら見ていくと、自分に合った武器が見つかるでしょう。

  • 高値更新: 最も「攻め」の手法。直近の高値をブレイクした瞬間にエントリーし、勢いに乗る。
  • ラインブレイク: 調整局面で引いた下降トレンドラインのブレイクを狙う、上級者も多用するバランス型の手法。
  • フィボナッチリトレースメント: チャートの構造が不明確な時に、押し目の目安を特定するテクニカルな手法。
  • グランビルの法則: 移動平均線まで価格が引きつけられる(プルバックする)のを待ってエントリーする古典的な手法。
  • 水平線での押し目買い: 最も「待ち」の手法。過去のレジスタンスラインがサポートラインに転換するのを待つ、リスクリワードに優れたエントリー。

最もシンプル、でも最も奥が深い「高値更新」という選択肢

5つの中で最もアグレッシブな「高値更新」は、一見すると原始的な手法に思えるかもしれません。しかし動画では、この手法が持つ意外なほどの有効性が強調されています。

そのメリットは、ルールが非常に分かりやすいこと、強いトレンドに乗り遅れる心配がないこと、そして逆指値注文でエントリーを自動化できる点にあります。これは、急騰する相場を前に「乗り遅れたくない」というFOMO(Fear Of Missing Out)に駆られがちなトレーダーにとって、心理的な不安を解消する強力な武器となり得ます。リスクリワードは1:1を目安に設定するのが基本です。

考え方によってはヘタに押し目買いを待ってチャンスを逃してしまうよりも高値更新でどんどんトレードした方が良いと考える上級トレーダーも中にいますので

これは、押し目(価格の一時的な下落)を待つ間にトレンドが走り去ってしまうリスクを回避するために、あえて高値ブレイクで積極的に仕掛けるという、合理的な戦略なのです。

対照的に、最も忍耐を要する「水平線での押し目買い」は、より深く価格が戻るのを待つため、リスクリワード比率に優れます(動画では利益目標を次の高値に置き、損切り幅をその半値にする1:2の比率を推奨)。しかし、その分、浅い押し目で上昇してしまうトレンドを逃す可能性もあります。これは、A+のセットアップだけを待つ規律と、機会を逃すことを許容できる精神的な強さを持つ、精密さを重んじるトレーダー向きの手法と言えるでしょう。この対比こそが、動画が示す戦略的なトレードオフなのです。

テクニックの先にある、「鉄板パターン」を見つける旅

この動画が視聴者に伝えたい最終的なゴールは、個別のテクニックを覚えることだけではありません。それは、自分だけの「鉄板パターン」を確立することです。

「鉄板パターン」とは、①自分が習熟した環境認識のセットアップ(例:4時間足での水平線ブレイク)と、②自分の性格に合ったエントリー手法(例:30分足でのグランビルの法則による押し目買い)の組み合わせによって生まれます。動画のメッセージは、まず紹介された5つの手法の中から一つを選び、それを徹底的にマスターすることから始めるべきだということです。その一つの手法と環境認識を組み合わせることで、あなただけの信頼できる売買ルールが完成します。

そして、一つのパターンを完全に自分のものにした後、初めて次のステップに進みます。例えば、「攻め」の高値更新と「待ち」の水平線での押し目買いなど、性質の異なる2つ目の手法を組み合わせることで、様々な市場の状況に対応できる、より盤石なトレード戦略を構築していくことができるのです。

おわりに

ご紹介した動画は、単なるエントリー手法のカタログではありません。それは、「攻め」から「待ち」まで、様々なアプローチを理解することで、自分自身のトレーディングスタイルを発見するための羅針盤です。どの手法が良い・悪いではなく、どの手法が自分に合っているかを知ることが、安定したトレードへの第一歩となるでしょう。

ぜひ動画本編を観て、あなたに最も響くエントリー方法はどれか、探してみてください。