FX手法改善:たった1本の移動平均線を追加するだけで、「あと少し」のチャンスを逃さなくなる方法

FXゴールドナビ

はじめに

強いトレンドが発生し、絶好のエントリーポイントを待っているにもかかわらず、価格が想定した押し目(例えば20期間単純移動平均線)まであと一歩届かずに反発し、そのまま上昇・下落してしまう。FXトレーダーなら、誰もがこのような悔しい経験をしたことがあるでしょう。大きな利益の機会を目の前で逃してしまうのは、非常にもどかしいものです。

この「あと少し届かない」という課題を解決する、シンプルかつ強力なヒントが、YouTubeチャンネル「FXゴールドナビ」の動画「続・高勝率メイン手法「4時間足EMA13」の使い方」で紹介されています。

この動画では、すでに効果が実証されているトレード手法にほんの少しの調整を加えるだけで、これまで逃していた収益機会を捉える方法を解説しています。この記事では、その核心となるアイデアを分かりやすく整理し、あなたのトレードを次のレベルへ引き上げるための知識を提供します。

トレンド相場で「あと少し」を逃す悔しさ

この改善策が解決する課題を理解するために、まずは基本となる手法の概要を振り返りましょう。この戦略の基本は、日足チャートで重要な水平線を引き、価格がそのラインをブレイクした後、4時間足チャートで20期間単純移動平均線(20 SMA)への押し目・戻りを待ってエントリーするというものです。これにより、損切り幅を小さく抑えつつ、勝率の高いトレードを狙います。

しかし、この手法には一つの課題がありました。特にトレンドの勢いが非常に強い相場では、価格が20 SMAに「ギリギリ」まで近づくものの、タッチすることなく反転してしまうケースが頻繁に発生します。トレーダーはエントリーの準備万端で待ち構えていても、サインが出ずに、利益を生むはずだった大きな値動きをただ見送ることしかできません。この「機会損失」は大きなフラストレーションの原因となりますが、それだけではありません。こうした初動に近い早い段階でのエントリーは、20 SMA付近で入るよりも有利な価格でポジションを持つことにつながるため、より大きな利益を狙える絶好の機会でもあるのです。

早すぎる反発を捉える「EMA13」という発想

この課題に対する解決策として動画で提案されているのが、**13期間指数平滑移動平均線(EMA13)**の追加です。

重要なのは、これは20 SMAを置き換えるものではないという点です。価格が20 SMAの「付近」まで戻ってくるという戦略の根幹は変わりません。EMA13は、その手前でより早く反応する「先行指標」として機能します。トレンドの勢いが強すぎて20 SMAまで深い押し目を形成しないような動きを捉えるための補助線なのです。

動画では、この2本の移動平均線が作り出す関係性を「ゾーン」という非常に分かりやすい概念で説明しています。

sma 20 と ema 13 が 作る ゾーン の よう な もの が あっ て その 中 に あくまで 価格 は 入っ て き て また トレンド が 再開 し て いく…ゾーン の 入り口 が あくまで ema 13 あたり いう 感じ です ね

つまり、EMA13をゾーンの「入口」、20 SMAをゾーンの「奥」と捉えることで、より柔軟にエントリーチャンスを捉えることができるようになります。

なぜ「13」なのか?時間軸を越えたテクニカルの根拠

「13」という数字は、決してランダムに選ばれたものではありません。動画では、この数字が複数の時間軸で意味を持つ、テクニカル的な根拠に基づいていることを示唆しています。

4時間足のEMA13は、他のトレーダーが注目しているであろう、より短い時間軸の主要な移動平均線と近似したレベルに位置します。

  • 1時間足チャート: おおよそEMA50に相当
  • 30分足チャート: おおよそEMA100に相当
  • 15分足チャート: おおよそEMA200に相当

このように、4時間足のEMA13は、複数の時間軸で意識される抵抗・支持帯として機能する可能性が高いレベルです。このため、EMA13での反発は単なる偶然ではなく、複数の時間軸で意識されるレベルである可能性を示唆しており、戦略の技術的な信頼性を補強する一因となります。

トレンドの”旬”を見極める:EMA13が機能する局面

この戦略の優れた点は、単一のルールに固執するのではなく、トレンドの「ライフサイクル」に応じてEMA13と20 SMAの役割を使い分けるという、より洗練された視点を提供していることです。

動画で解説されているトレンドの典型的な進行は以下の通りです。

  1. トレンドの初動: トレンドが発生した初期段階では、勢いが非常に強いためEMA13が強固な「壁」として機能しやすく、絶好のエントリー機会を提供します。
  2. トレンドの成熟期: トレンドが進行するにつれて、押し目・戻りはより深くなる傾向があり、20 SMAまで到達するケースが増えてきます。
  3. トレンドの終焉期: やがてトレンドの勢いが衰えると、価格はEMA13と20 SMAの両方を下抜け(上抜け)始めます。

このトレンドのダイナミクスは、動画内の以下の言葉に集約されています。

トレンド の 最初 の 方 で は ema 13 が 壁 に なり やすい そして やがて 20ema が 壁 に なり やすい…トレンド が どんどん 伸び て 遅く なっ て き た ところ だ と 移動平均線自体を割ってくる

この知見は、単なる機械的なルールを、相場の状況を読み解くための高度なアプローチへと昇華させます。今がトレンドのどの段階にあるのかを意識することで、より精度の高い判断が可能になるのです。

おわりに

基本戦略である「20 SMAへの押し目・戻り待ち」に「EMA13」という補助線を追加する。この小さな調整が、これまで「あと少し」で逃してきた悔しいエントリーを、利益に変えるための強力な武器となり得ます。特に、トレンドの勢いが最も強い初動を捉える上で、その効果は絶大です。

このシンプルな改善策は、トレンドフォロー戦略をより積極的かつ効果的に実行するための一つの答えを示してくれます。

動画本編で、実際のチャートの動きをぜひ確認してみてください。