週末の急変動、市場はどこへ向かう? FX戦略のプロが解説する「今見るべき通貨ペア」

FXゴールドナビ

はじめに

先週金曜日、新型コロナウイルスの新たな変異株のニュースをきっかけに、金融市場は突如として大きな変動に見舞われました。株式市場は急落し、為替市場では「リスクオフ」ムードから円が急騰。多くのトレーダーが、今後の方向性を見失い、不安を感じているのではないでしょうか。このような不透明な状況下で、「FXゴールドナビ」の動画は、この急変動の背後にある力学を解き明かし、トレーダーが今週、優位性のある戦略を立てるための羅針盤を提供しています。

すべての始まり:株式市場の暴落と「リスクオフの円高」

今回の市場変動の震源地は、金曜日に報じられたコロナ変異株のニュースでした。この報道を受け、日経平均やNYダウといった主要な株価指数は大幅に下落。この動きは投資家心理を急速に冷やし、安全資産とされる日本円に資金が向かう「リスクオフの円高」を引き起こしました。動画では、この円高が一時的な反応で終わるのか、それとも長期的なトレンドに発展していくのか、その見極めが今週の重要なポイントになると指摘しています。

最も注目すべき通貨ペア:明確なシナリオを描くユーロ円

動画内で、今週最も注目すべき通貨ペアとして挙げられているのがユーロ円(EUR/JPY)です。その理由は、チャート上に非常に分かりやすいトレードシナリオが描かれているためです。特に重要なのが、128.00円に位置する水平サポートライン。このラインを明確に下方向へブレイクする動きが出れば、絶好の売り(ショート)のチャンスになると分析されています。このユーロ円の動向は、円高トレンドが今後も継続するかどうかを占う試金石ともなりそうです。

一方で、ユーロドルには短期的な反転上昇の兆しが見られ、逆張りを好むトレーダーにとっては別の好機となる可能性も示唆されています。

「弱い通貨」を狙う戦略:豪ドルとポンドの下落トレンド

プロの戦略は、市場のテーマを捉えることから始まります。今週の分析の核となるのは、リスクオフで「最強」通貨となった円と、週を通して「最弱」クラスの通貨を組み合わせるという考え方です。この通貨間の強弱差を利用することで、高確率なトレードを狙います。

  • 豪ドル(AUD):先週を通して一貫して弱さが目立った豪ドルは、この戦略の有力なターゲットです。円高と豪ドル安という二つの要因が重なる豪ドル円(AUD/JPY)は、下落トレンドが継続しやすく、ショートトレードの好機を探るべき通貨ペアとされています。同様に、豪ドル米ドル(AUD/USD)も下落トレンドにあり、重要なサポートラインを割り込むと、さらに下落が加速する可能性があります。
  • ポンド円(GBP/JPY):もう一つの具体的なショート候補としてポンド円が挙げられています。週足チャートを見ると、149.00円付近に強力なサポートラインが存在します。現在の価格からこのラインまでは約100pipsの下落余地があり、円高トレンドが続くならば、この利益幅を狙ったショート戦略が有効になるでしょう。

「待つ」も戦略:今は静観すべき通貨ペア

相場が荒れている時こそ、資本を保全し、確率の高いトレード機会のみに集中することが、長期的な成功の鍵を握ります。動画では、優れたトレーダーはトレードしない判断も重要だとし、今週は静観すべき通貨ペアを明確に指摘しています。

  • ドル円(USD/JPY):金曜日の急落後、方向感を見失った「ノン・トレンド」状態に陥っています。これは、長期的な月足のレジスタンスライン(114円付近)を巡る攻防が続いており、方向性が定まらないことが一因です。予測が難しい局面では、無理に手を出すべきではありません。
  • ポンドドル(GBP/USD):下落トレンドではあるものの、ローソク足に長いヒゲや十字線が多く、値動きが乱れています。これは単に勢いが弱いだけでなく、市場の主要テーマが円関連の動きに集中しており、ポンドからは関心が外れていることを示唆しています。

これらの通貨ペアについては無理にポジションを取らず、より分かりやすい値動きをするペアに集中することが賢明な戦略と言えるでしょう。

おわりに

先週末のような荒れた相場では、冷静な分析と明確な戦略が不可欠です。今回ご紹介した動画は、どの通貨ペアにチャンスがあり、どの通貨ペアを避けるべきかを具体的に示すことで、不透明な市場を航海するための羅針盤となります。このプロの分析を自身の戦略に組み込むことで、不透明な市場においても自信を持って次のステップを踏み出せるはずです。

動画本編で、より詳しい解説とチャートのポイントを確認してみてください。