【プロ直伝】相場の本質を射抜く環境認識とマルチタイムフレーム分析の極意

水島 翔/FXトレーダー

はじめに

FXのチャートを眺めていて、「結局、どのポイントを見れば勝てるのか?」という根源的な疑問に突き当たったことはありませんか?無数に刻まれるローソク足の中で、意味のある価格帯を見極めるのは、初心者にとって非常に高いハードルです。

今回解説する水島翔氏の相場分析は、そんな複雑な相場を「シンプルに捉える視点」を提示してくれます。勝率の高いポイントを絞り込むための「環境認識」の基礎から、具体的なシナリオ構築まで。この記事を読み終える頃には、あなたのチャートの見方は劇的に変わっているはずです。

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上位足の流れに逆らわないマルチタイムフレーム分析の極意

トレードで最も避けるべきは、大きな流れに逆らって「小舟」を出すことです。水島氏は、上位足(週足・日足)から順番に分析を下ろしていく「マルチタイムフレーム分析(MTF)」の重要性を徹底しています。

FXのチャートは「フラクタル構造」になっています。これは、大きな時間足の波の中に、さらに小さな時間足の波が入り込んでいる「入れ子構造」を指します。この構造を活かし、上位足のトレンド方向に沿って下位足でエントリーのタイミングを計るのが定石です。

  • 週足での目標設定: 動画内では、150円付近という重要な節目を「次に試そうとしているターゲット(抵抗帯)」として意識する視点が示されています。
  • 日足でのトレンド転換: 8月中旬に起きた「急激な下降の起点」となった水準をローソク足が上抜けたことで、日足レベルの目線が明確に「上(上昇)」に切り替わったと判断します。

この分析の核心について、水島氏は次のように述べています。

「上位足から順番に見に行っていって、このフラクタル構造になっているチャートの中で、なるべく上位足の方向に逆らわずに、下位足で短期でトレードしていく」

大きな川の流れ(上位足)を読み、その流れに逆らわずに小舟(下位足)を走らせること。これが、安全かつ効率的に利益を積み上げるための鉄則です。

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根拠のある水平線が機能する理由と活用法

チャート上に引く「水平線」は、世界中のトレーダーが意識する価格の壁です。動画では、4時間足レベルで引いた水平線が、時間が経過しても見事に「サポート(下支え)」として機能し、そこから1時間足レベルで力強い上昇トレンドへ転じている様子が実例として示されています。

ここで、プロが「ローソク足の実体」を重視する理由を理解しておきましょう。ヒゲで一時的に抜けていても、実体がラインの内側に留まっているなら、そこは「価格が維持された=強固な床として機能している」と判断できるからです。

また、こうしたラインを活用した**IFO注文(予約注文)**の活用も推奨されています。

  • 戦略的な予約注文: 過去の急上昇・急落の起点となったラインに、あらかじめ注文を入れておきます。「ちょろっと(少量)でもいいから」まずは予約を入れてみることで、感情に左右されずに戦略的なトレードを組み立てる練習になります。
  • 水平線を引き続けるメリット: 自分で線を引く習慣をつけることで、相場の「壁」が視覚的に理解できるようになります。過去のラインに対して現在のレートがどう反応したかを振り返ることが、上達への最短ルートです。

水平線は単なる反発ポイントではなく、次に解説する「窓(ギャップ)」などの空白を埋める際の目的地としても機能します。

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窓埋めのセオリーと柔軟なシナリオ構築

週明けなどに発生する「窓(ギャップ)」も、重要な判断材料です。動画(水曜日の昼過ぎに撮影)では、週初めに開いた約50ピプスの窓を、週の中盤にかけて埋めにいく「窓埋めのセオリー」に注目しています。

しかし、プロの視点は「窓を埋めるから買い」といった単純なものではありません。常に反対方向の動きも想定する「柔軟なシナリオ構築」がセットになっています。

  • 時間軸を持ったシナリオ: 撮影時(水曜日)の状況から、木曜日・金曜日に向けて「押し目を作りながら窓の起点(前週の高値付近)を狙いに行く」という具体的な未来予測を立てています。
  • リスク管理の徹底: 「相場に絶対はない」という前提に立ち、シナリオが外れた際に致命傷を負わないロット数(取引数量)で挑むことが不可欠です。

水島氏は、相場に向き合うマインドとして以下の言葉を強調しています。

「相場に絶対はないし、これはあくまで僕が描いているシナリオの一例。反対方向に動いた時のシナリオも想定した上で、許容できる範囲のロットでチャレンジしてほしい」

一つの方向に固執せず、相場の変化に応じて柔軟にシナリオを修正できる準備こそが、生き残り続けるための最大の武器です。

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おわりに

正しい環境認識を身につけることは、単にエントリーポイントを見つけること以上の価値があります。それは、「なぜここでトレードするのか」という揺るぎない根拠と自信を手に入れるプロセスそのものです。

上位足の流れを確認し、機能する水平線を見極め、複数のシナリオを想定する。この一連の思考を繰り返すことで、自力でお金を稼ぎ続けるための知識とマインドが磨かれていきます。

水島翔氏のYouTubeチャンネルやLINE公式アカウントでは、こうした実践的なテクニックが体系的に発信されています。より深い学びを得て、相場の波を乗りこなしたい方は、ぜひチェックしてみてください。

まずはフルバージョンの動画を視聴して、今回解説した「4時間足のサポートから1時間足のトレンドへ繋がる流れ」が実際のチャートでどう動いているのか、その目で確かめてみることから始めましょう。