はじめに
約1ヶ月もの間、為替市場は目立った値動きのない、静かな相場が続いていましたね。多くのトレーダーが息を潜めていた中、その均衡を打ち破ったのが先日の米国FOMCです。このイベントを合図に、市場は一気に「ドル高」へと舵を切り、大きなトレンドの**「初動」**が始まりました。この記事では、この地殻変動がなぜ起きたのかを読み解き、この新しいチャンス相場で我々トレーダーがどう立ち回るべきか、明確な戦略を解説していきます。
市場の転換点:FOMCが投じた強力なシグナル
これまで続いていた低ボラティリティの相場環境は、FOMCの発表を境に劇的に終わりました。原因は、米国がゼロ金利政策を市場の予想よりも前倒しで解除する可能性を示唆したこと。これが米経済の底堅さを市場に再確認させる強力なシグナルとなり、為替市場に巨大なエネルギーを放出したのです。
これまで 1 カ月 ほど 値動き の ない 相場 が 長く 続い て い まし た が そこ から 大きな ドル 高 トレンド が 発生 し て おり 非常 に 大きな ボラ ティティ が 発生 し て い ます ね
まさにこの言葉通り、市場は長い沈黙を破り、明確な方向性を持って走り出しました。我々にとって、これほど分かりやすい環境はありません。
なぜ動いたのか?為替と株式、2つの市場から読み解く
この動きの核心を理解するには、為替と株式、両方の市場を見る必要があります。まず為替市場では、力強い米経済見通しを背景に米ドルが全面高となり、反対に欧州通貨や豪ドルが一方的に売られる構図が生まれました。これにより、多くの通貨ペアで明確な下降トレンドが形成されています。
しかし、注目すべきは株式市場の反応です。FOMC以降、NYダウは下落を続けていますが、これは単なる下落ではありません。金曜日に、これまで意識されていた重要なサポートラインを大きく割り込んできたのです。これは、将来的な金利上昇が株式投資の魅力を削ぐというファンダメンタルズに加え、テクニカル面でも本格的な下降トレンド入りを示唆する重大なサインです。市場全体のセンチメントが、リスクオフへと傾き始めている証拠と言えるでしょう。
トレンド相場の鉄則:「戻り売り」という明確な戦略
さて、この明確なトレンド相場で我々が取るべき戦略は、極めてシンプルです。ドル円を除くほとんどの通貨ペアにおいて、**「戻り売り」**一択でしょう。これは下降トレンドの中で価格が一時的に上昇(戻し)した絶好のポイントを狙って売る、トレンドフォローの王道手法です。
具体的なエントリーポイントとしては、価格が「4時間足の20期間移動平均線(20EMA)」まで引きつけられるのを待つ、あるいは**ユーロ/ドルにおける「1.20」**のようなキリの良いラウンドナンバーまで戻るのを待つといった形が理想的です。焦って後追いで売るのではなく、こうした明確な基準で引きつけてエントリーすることが、この相場で利益を最大化する鍵となります。
唯一の例外であるドル円は上昇トレンドにあり、もし直近高値の110.80円を明確に超えてくれば、111円、112円、さらには114円といった月足レベルのターゲットが見えてきます。
チャートが語る「教本のような」美しいパターン
今の相場の素晴らしい点は、チャート上に「教本」に載っているような美しいパターンが次々と出現していることです。これらは単なる形ではなく、大きなファンダメンタルズの変化を背景とした機関投資家の売り圧力を可視化した、非常に信頼性の高いシグナルです。
- 豪ドル/米ドル(週足):綺麗な三尊(ヘッドアンドショルダー) 週足レベルで非常に綺麗な三尊天井を形成し、そのネックラインを力強く下抜けました。これは長期的な下落トレンドの始まりを告げる、まさに夢のようなセットアップです。
- ユーロ円(4時間足):レンジからのブレイク 重要なトレンド転換ラインの近くでボックスレンジを形成した後、大陰線を伴ってそのレンジを下にブレイク。これも典型的なトレンド発生のサインであり、積極的に仕掛けていきたい形です。
こうしたパターンは、「今後のトレードで使っていきたいパターン」の宝庫であり、これを見抜く目を養う絶好の機会と言えます。
おわりに
FOMCをきっかけに、市場は停滞期を終え、明確なトレンドが生まれたエキサイティングな局面、まさに**「チャンスの多い相場」**に突入しました。これは下降トレンドの「初動」であり、積極的にトレードを仕掛けていきたい環境です。
これだけ多くの通貨ペアで分かりやすい形が出ていると、**「逆にトレードの狙いを絞るのが大変になりそうな環境」**でもありますね。
今回ご紹介した分析や戦略は、動画で解説されている内容のほんの一部に過ぎません。ぜひ動画本編で、ご自身の目でこのチャンス相場を確認してみてください。

