ドル高は終わるのか?今週のFX市場、主役は「ユーロ」にあり

FXゴールドナビ

はじめに

長く続いたトレンドがいよいよ転換点を迎えるかもしれない。そんな緊張と期待が入り混じる相場の雰囲気を感じているトレーダーの方も多いのではないでしょうか。今週のFX市場は、まさにそんな潮目にあります。

多くの情報が飛び交う中で、今週の方向性を読み解く鍵はどこにあるのか。FXゴールドナビの最新動画は、その答えを「一つの『鍵となる』通貨ペア」に絞り込み、明確に示してくれます。この記事では、動画で解説されている相場の核心と、トレーダーが備えるべき具体的なシナリオをわかりやすく解説します。

市場の潮目が変わった一週間

今週のFX市場では、長らく続いた「ドル高」トレンドに大きな調整が入りました。これまで市場を支配してきた流れが、はっきりと変わった一週間です。

この変化の主なきっかけは、週末のジャクソンホール会合におけるFRB議長の発言でした。金融緩和策の縮小(テーパリング)に対して慎重な姿勢が示されたことで、市場はこれを「ドル安」要因と判断。加えて、日経平均やNYダウといった株式市場が週初から堅調に推移し、「リスクオン」ムードが広がったことも、安全資産であるドルからの資金流出を後押ししました。その結果、これまでドル高の影に隠れていたユーロなどの欧州通貨や豪ドルが大きく買い戻される展開となったのです。

今週の主役:トレンド転換をうかがうユーロドル

数ある通貨ペアの中で、今週の行方を占う上で最も重要なのが「ユーロドル(EUR/USD)」です。動画の分析によれば、現在のユーロドルはチャート上の極めて重要な分岐点に差し掛かっています。

直近では600 pips近い下落を見せていましたが、週足チャートで見ると、意識されていた重要なサポートラインで下落を止め、力強く反発しました。そして日足チャートでは、下落トレンドが終わるかどうかを示す「トレンド転換ライン」の目前まで上昇しています。

このラインを突破できるか、それとも跳ね返されるか。それが、ドル高トレンドの終焉、あるいは継続を決定づける試金石となります。

来週はユーロドルが上昇トレンドに入るかどうかが非常に大きなポイントと考えますので、しっかりと注目したいですね。

ブレイクか、反落か。備えるべき2つのシナリオ

動画では、ユーロドルの動きに基づいた2つの明確なシナリオが提示されています。どちらに動いても慌てないよう、あらかじめ準備しておくことが重要です。

  • シナリオ1(ブレイク):上昇トレンドへの転換 もしユーロドルがトレンド転換ラインを明確に上へブレイクした場合、それは新たな上昇トレンドの始まりを意味します。この動きは、ユーロドルだけでなく、ユーロ円(EUR/JPY)など関連通貨ペアにとっても絶好の「買い」のチャンスとなります。
  • シナリオ2(反落):ドル高トレンドの継続 もしユーロドルがラインを突破できずに再び下落を始める場合、それは一時的な調整が終わり、再びドル高トレンドが再開することを示唆します。この場合は、ドル高を前提とした「売り」のチャンスを探る戦略が有効になります。

上昇と下落、どちらの展開が発生しても乗り遅れないようにシナリオを準備しておく。これこそ、私たちトレーダーが常に心がけておくべき姿勢と言えるでしょう。

配信者からの大切なお知らせ

動画の最後には、配信者である加藤さんから視聴者へ向けた大切なお知らせがありました。

毎日欠かさず日足分析動画の配信を続け、来週で丸一年になるという加藤さんですが、環境の変化により、今後1〜2ヶ月ほど平日の動画配信をお休みする可能性があるとのことです。特に、来週については「全く動画を作る環境にいられない」状況のため、一週間、動画の更新が完全に休止となります。

ただし、週末の振り返り動画に関しては、これまで通り継続していくとのことです。平日の更新が途絶えるのは寂しいですが、週末に分析が見られるのは心強いですね。一年間という長きにわたる配信への真摯な姿勢と、視聴者との繋がりを感じさせる温かいメッセージでした。

おわりに

FX市場は今、ドル高トレンドが続くのか終わるのか、重大な岐路に立たされています。そして、その答えを握る鍵は「ユーロ」の動き、特にユーロドルのチャートにあります。上昇か、それとも反落か。今週はその一点に全ての注目が集まると言っても過言ではありません。

また、来週は月初めということもあり、米国のISM景況指数や、金曜日には米国雇用統計といった重要な経済指標が控えています。これらの指標が、ユーロドルが対峙する重要ライン付近で大きな変動要因となる可能性もあるため、注意が必要です。

ぜひ動画本編で、チャートの重要ラインを直接確認してみてください。