なぜドル円は急落したのか?相場のプロが読み解く「円高」への転換点

FXゴールドナビ

多くの市場参加者を驚かせた、ドル円相場の突然の急落。この大きな変化の引き金となったのは、先週開催された米国のFOMC(連邦公開市場委員会)でした。なぜ市場はこれほど大きく反応したのか、そしてこの「円高」の流れは本物なのでしょうか?

YouTubeチャンネル「FXゴールドナビ」が公開した最新の週刊分析動画では、プロの視点から今週の相場を徹底解説。何が起こり、なぜそうなったのか、そして来週トレーダーが注目すべきポイントは何かを、チャートを交えながら分かりやすく解き明かしています。この新たな市場フェーズを乗りこなすための、必見のガイドです。

主役はドル円。500pipsの急落が意味するもの

今回の動画でアナリストが主役と位置付けるのは、ドル円の劇的な下落です。月足チャートで確認すると、約1年半にわたってほぼ休みなく上昇を続けてきたドル円ですが、アナリストは、ついに本格的な「調整」局面に入ったと指摘します。

きっかけはFOMCでした。0.75%の利上げ自体は市場の予想通りでしたが、「今後の利上げペースは鈍化するのではないか」という観測が広がったことで、為替市場は一気に「ドル安・円高」へと傾きました。ここでの重要なポイントは、その下落のスピードと規模です。

水曜日から金曜日の最安値にかけては500 pips近い下落幅となっていますね

さらに、トレーダーが注目すべきは、異なる時間足での見え方の違いです。アナリストによると、日足チャートは上下の動きが激しく「高値安値の位置が読みづらい形」ですが、4時間足に切り替えると景色は一変。「完璧な下降トレンド」が形成されていることが分かります。

この4時間足の明確なトレンドこそが、短期トレーダーにとっての羅針盤となります。まずは日足レベルでの前回安値131.50円を明確に下抜けるかどうかが、長期的な下降トレンド入りの試金石になると解説されています。

「円高」が相場の新テーマに。チャンスはどこにある?

動画の分析によれば、現在の相場の支配的なテーマは明確に「円高」です。この大きな流れは、トレーダーにとって分かりやすいチャンスを生み出しましたが、それは全ての通貨ペアに当てはまるわけではありませんでした。

  • ユーロ円やポンド円などのクロス円: 単一の強力なテーマである「円高」に牽引され、ドル円に追随して大きく下落しました。これにより明確なトレンドが発生し、トレードの狙いが立てやすい状況となりました。
  • ユーロドルやポンドドルなどのドルストレート: 一方で、こちらは方向感に乏しい展開でした。ドル安という要素はありましたが、ユーロやポンドにそれを上回る強さがなかったため、力が拮抗し、トレードには不向きな相場環境でした。

この市場環境の違いについて、アナリストは次のようにまとめています。

特にクロス円は非常に大きな値動きが出ておりドルストレートに比べるとトレードの狙いが立てやすい相場となっています

このように、動画はどの市場にチャンスがあり、どこを避けるべきかを的確に示しており、極めて実践的な内容となっています。

来週の重要イベントと具体的なトレード戦略

この動画の優れた点は、過去の分析だけでなく、来週に向けた具体的なゲームプランを提示していることです。まず、注目すべき重要な経済イベントとして以下の3つを挙げています。

  • 米国ISM・雇用統計
  • オーストラリアの政策金利
  • イギリスBOE政策金利

これらの重要イベントを睨みつつ、アナリストは具体的なトレード戦略を示します。特に、先に解説した**4時間足の明確な下降トレンドを根拠に、ドル円とユーロ円で短期的なショート(売り)**のチャンスを探る方針です。また、ポンド円については160.40円の水平線を重要な節目として挙げており、ここをブレイクすれば新たな売りチャンスが生まれる可能性があると指摘しています。

まとめ

為替市場は、約1年半続いた円安トレンドの転換点となる可能性を秘めた、「円高」という新たなフェーズに突入しました。「FXゴールドナビ」の動画は、この大きな変化を理解し、来週のトレードに備えるための明確でプロフェッショナルなガイドです。

この円高トレンドが本物かどうか、来週の重要指標がその試金石となります。プロの視点を武器に、この変動相場に備えましょう。

動画本編で、プロの分析をぜひご覧ください。