順張りと逆張り、勝つトレーダーが知る「矛盾しない」理由とは?

FXゴールドナビ

はじめに

多くのトレーダーが、「トレンドに従う『順張り』こそ王道だ」と学びます。しかし、チャートの底で買い、天井で売る『逆張り』の魅力に惹かれる瞬間も少なくないでしょう。それはまるで、相場の転換点をピンポイントで捉える、達人の技のように映ります。

今回ご紹介する動画は、この「逆張り」という高度な技術の核心に迫ります。単なるエントリー手法の紹介に留まらず、なぜプロのトレーダーは逆張りを有効な武器として使いこなせるのか、その深いロジックを解き明かしていきます。

逆張りの魅力と、その裏側にある大きな罠

逆張り戦略の最大の魅力は、トレーディングの理想である「安く買い、高く売る」を体現できる点にあります。動画内で解説されているように、相場の転換点を正確に捉えることができれば、「圧倒的にリスクリワードの良い取引」が実現可能になります。損切り幅を小さく抑えつつ、大きな利益を狙えるのです。

しかし、この「安く買う」という言葉には、多くのトレーダーが経験する心理的な罠が潜んでいます。初心者の頃、この言葉を素朴に信じて下落しているナイフを掴み、大きな損失を経験した人は少なくないでしょう。その結果、中級者になると「安く買うのは間違いだ、トレンドフォローこそが正義だ」と、逆張りを完全に否定する段階に至ります。

ですが、さらに熟練した上級者は、再び「安く買い、高く売る」という原点に回帰します。ただし、それはもはや初心者の頃の無謀な試みではありません。動画の語り手が指摘するように、逆張りは「上級編・応用編」のテクニックであり、明確な分析的根拠と厳格な規律があって初めて機能するのです。それなしに挑めば、強力なトレンドに逆らうだけの無謀な賭けとなり、「大損失」につながる危険性が非常に高いことを、彼らは知っているのです。

驚きの真実──勝ち組トレーダーは「矛盾」しない

順張りと逆張りは、正反対の戦略に見えます。ではなぜ、どちらのスタイルにも「勝ち組」のトレーダーが存在するのでしょうか?動画は、この問いに対して非常に示唆に富んだ答えを提示します。それは、「勝ち組トレーダーの間では、順張りと逆張りに本質的な矛盾はない」という驚きの事実です。

本当の対立構造は、「勝ち組トレーダー」と、トレンドが伸びきった後から参入する「遅い順張りトレーダー」との間に存在します。

リスクリーワードから見て部のいい取引を両社とも行っている

勝ち組のトレーダーは、順張りであれ逆張りであれ、強力なサポートやレジスタンスといった「硬い根拠」のある価格帯、つまり相場の転換点となりうる同じ局面を狙っています。両者の違いは、エントリーにおける「確証への欲求度」にあります。逆張りトレーダーは反発の可能性に賭けてピンポイントで仕掛け、順張りの勝ち組は反発の初動が確認された直後を捉えます。彼らは同じ戦場で戦っているのに対し、遅い順張りトレーダーは、リスクリワードが悪化したずっと後から、単なる勢いを追いかけているに過ぎないのです。

成功する逆張りに「必須」の土台

では、どうすればその「優位性の高い局面」を見極められるのでしょうか。動画の著者は、成功する逆張りのために「必須」のスキルとして、マルチタイムフレーム分析を挙げています。

その理由は、短期的な値動きに惑わされず、長期的なトレンドがどこで勢いを失う可能性があるのか、「硬い根拠」を見つけるためです。この長期足での分析を怠り、強力なトレンドに真っ向から立ち向かうことこそ、逆張りにおける最も典型的な失敗パターンなのです。長期足で価格が止まる可能性の高いポイントを見極めること、それが成功する逆張りの絶対的な土台となります。

すぐに実践できる、3つの具体的なエントリー手法

強固な土台を築いた上で、動画では具体的な3つのエントリー手法が紹介されています。これらは、より積極的で素早い判断を求める手法から、忍耐強く確証を待つ手法まで、トレーダーのスタイルや時間的制約に応じて選択できる戦略的な選択肢と言えるでしょう。

  • プライスアクション (Price Action) ローソク足の形状(例えばピンバーなど)をシグナルとする直感的な手法です。重要な抵抗帯の近くで特定のパターンが出現した際にエントリーします。リスクリワードに優れる反面、明確なシグナルの出現頻度はやや少なめです。
  • RSIダイバージェンス (RSI Divergence) 動画の語り手が最も推奨する、勝率の高さが魅力の手法です。これは、下位足で価格は高値を更新しているにもかかわらず、RSIは追随できず逆に切り下がるといった逆行現象(ダイバージェンス)を捉えるものです。トレンドの勢いが内部から失われていることを示唆する強力なサインとなります。
  • ダブルボトム・トリプルボトム (Double/Triple Bottoms) 価格が重要な抵抗帯を何度か試した後に形成されるチャートパターンを待つ、忍耐強いトレーダー向けの手法です。エントリーまでに時間的余裕があるため、常にチャートを監視できない人にも適しています。他の2つに比べてリスクリワードは若干劣る可能性がありますが、より確度の高いエントリーを狙えます。

おわりに

動画が示すように、成功する逆張りは単なる当てずっぽうの「逆らう」行為ではありません。それは、マルチタイムフレーム分析という強固な分析基盤の上に、プライスアクションやダイバージェンスといった精密な技術を組み合わせて初めて成り立つ、洗練されたスキルなのです。

動画で解説されているアプローチは、あなたのトレードスタイルを次のレベルへ引き上げるヒントになるかもしれません。

ぜひ、動画本編でチャートを使った具体的な解説をご覧ください。