17億円稼いだ「秒スキャ」の極意とは?『チリが積まって15億』から学ぶ成功法則

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はじめに

近年、FX関連の書籍の中でも特に注目を集める一冊が登場しました。『チリが積まって15億』は、著者が15億円、さらに追加で2億円、合計17億円もの利益を上げた手法について解説した本です。多くのトレーダーがその内容に注目していますが、その核心にあるのが「秒スキャ」と呼ばれるトレードスタイルです。

「秒スキャ」とは、その名の通り、保有時間が1分未満という極めて短時間で取引を完結させる高速スキャルピング手法を指します。チャンスが多く、複利効果で資金を驚異的なスピードで増やせる可能性がある一方、習得には相応の技術が求められます。

この記事では、この貴重な書籍のポイントを解説した動画レビューを元に、その核心的なエッセンスを紐解いていきます。本書の価値は、細かい手法を解説した「戦術書」というよりも、トレードで勝ち続けるための大局的な考え方を示す「戦略書」である点にあります。なぜこの本が多くのトレーダーにとって「必読」と言えるのか、その戦略的思考法や成功への鍵を明らかにします。

FXで大きな資産を築くための大原則

本書が最も重要視している原則は、「大相場(おおそうば)で勝つ」という考え方です。為替市場は、約7割の時間は方向感なく停滞し、大きく動くのは残りの3割程度と言われています。多くのトレーダーは、この事実を認識せずにトレードをしています。

本書が提唱する正しいマインドセットは、動きのない7割の停滞相場を「実力を養うための練習期間」と捉えることです。この期間に手法の改善や反復練習を徹底的に行い、来るべき3割の大相場に備えます。そして、大きなトレンドやボラティリティが発生した際には、満を持してロットを上げ、そこで集中的に利益を積み上げるのです。

これは、停滞相場でも大相場でも同じような熱量で取引したり、あるいは値動きの激しい大相場を「危険だ」と恐れて手を出せなかったりする一般的なトレーダーの行動とは真逆です。利益を出すべき場所と、練習に徹するべき場所を明確に区別する。この根本的な視点の転換こそが、大きな資産を築くための第一歩となります。

「秒スキャ」の具体的な狙いどころ

本書で解説されている「秒スキャ」は、決して闇雲にエントリーを繰り返す手法ではありません。その戦略の中心には、常に「重要な価格」が存在します。そして、その価格帯での値動きに対して、「順張り」と「逆張り」の2つのアプローチで仕掛けていきます。

本書の著者はインジケーターよりもローソク足の価格そのものを重視しており、その哲学がこのアプローチの根幹にあります。順張りは、重要な価格を突破(ブレイク)する勢いに乗る手法です。一方で逆張りは、価格が行き過ぎた(オーバーシュートした)後の反発や、重要な価格で反転する動きを狙う手法です。本書では、以下のようなポイントが「重要な価格」になり得ると具体的に示されています。

  • 長期足の重要な高値・安値:1分足だけでなく、日足などで意識される高値や安値。
  • 50pips間隔のラウンドナンバー:144.00円や144.50円といった、キリの良い価格。
  • チャートパターンの節目:三尊天井のネックラインなど、多くの市場参加者が意識するであろう価格帯。

特に初心者が取り組みやすいエントリーポイントとして、「オーバーシュート後のリバウンドを狙う逆張り」と、「ラウンドナンバーへの最初の接触(ファーストタッチ)を狙う逆張り」の2点が挙げられています。これらの具体的な指針があるため、読者はすぐにでも練習を始めることができます。

最も意外で、最も人間的な成功の鍵

多くのFX教本がテクニカル分析に終始する中で、本書は「FX仲間を作る」ことの重要性を説いています。これは非常に意外なアドバイスに聞こえるかもしれませんが、孤立しがちなトレーダーにとって、成功に不可欠な人間的要素を指摘した深い洞察です。

動画レビューでは、仲間を持つことのメリットが以下のようにまとめられています。

  • 戦略の共有:一人では限界のあるアイデアも、複数人で共有することで視野が広がる。
  • 客観的な視点:自分のトレードを客観的に指摘してもらうことで、一人では気づけない問題点を発見できる。
  • モチベーション維持:損失が続いた時も、仲間と会話することで精神的な落ち込みを防ぎ、正しいトレードを継続する自信が持てる。
  • ルールの遵守:トレードを共有することで、「こんな恥ずかしいトレードは人に見せられない」という感情的なペナルティが働き、無謀なトレードへの強力な抑止力となる。
  • 努力量の底上げ:仲間が努力している環境は、自然と自身の基準を引き上げます。逆に、周りに誰もいなければ「頑張らないこと」が当たり前になりがちですが、互いに高め合う環境は成功に不可欠です。

トレードは孤独な作業ですが、この「人間的なつながり」こそが、長期的に成功し続けるための見過ごされがちな鍵となるのです。

知識は1割、反復練習が9割

本書は、読めば誰でも勝てるようになる魔法の書ではありません。著者自身も強調しているように、あくまで成功への「叩き台(たたきだい)」、つまり出発点に過ぎないのです。

動画の解説者が的確に要約しているように、FXで成功するための方程式は「理論や知識が1割、反復練習が9割」です。この言葉は本書に直接書かれているわけではありませんが、その精神を的確に捉えています。本書で示される知識や手法は、進むべき正しい方向を示してくれますが、それを自分のスキルとして血肉化できるかどうかは、トレーダー自身の地道な練習量にかかっています。

この本が示す精神を象徴する言葉として、動画の解説者は次の点を挙げています。

トレードの上達の際、面倒を避けてはいけない。

本書をきっかけとし、自分自身でどれだけ練習に打ち込めるか。最終的な成功は、本書で得た知識を土台に、どれだけ練習に打ち込めるかにかかっているのです。

おわりに

本書から学べる重要なポイントは、「大相場で勝つ意識」「秒スキャの具体的な狙い所」「仲間という存在価値」、そして何よりも「反復練習の重要性」です。17億円という途方もない実績を上げたトレーダーが語るこれらの原則は、非常に重みがあります。

10年前には決してアクセスできなかったであろうトップトレーダーの思考や手法が、今や書籍という形で学べる時代になりました。この本(そして今回の元となった動画)は、その中でも特に価値ある情報源と言えるでしょう。

まずは動画をご覧になり、どの部分が最も心に響くか、ご自身の目で確かめてみてはいかがでしょうか。