はじめに
「どこでエントリーすればいいのか、チャートを見ても全く確信が持てない」 これは、多くのFX初心者が直面する最初の、そして最大の壁です。しかし、プロの世界においてトレードは、決して不確実なギャンブルではありません。それは、緻密な「環境認識」という論理を積み重ねた先に導き出される、一つの答えなのです。
本記事では、プロトレーダー水島翔氏が「3月25日(土曜日)」という、あえて相場が閉まっている瞬間のチャートを用いて行ったリアルな環境認識とスキャルピングの実演を徹底解説します。単なる手法の紹介ではなく、なぜその判断を下すのかという「勝者の思考プロセス」を可視化しました。この記事を読み終える頃、あなたの目の前にある複雑なチャートは、一つの明確な「物語」として動き始めるはずです。
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チャートの「フラクタル構造」を理解し、視界の霧を晴らす
相場分析における「生存戦略」の第一歩は、視野を極限まで広げることから始まります。水島氏が推奨するのは、月足から週足、そして日足へと時間軸を落としていく「フラクタル構造」の把握です。
- 「森から木を見る」思考法: 大きな波(月足)の中に小さな波(週足)が存在し、その中にさらに細かな動きが内包されている。この構造を理解することが、相場の「本流」を見失わない唯一の方法です。
- プロの環境設定(コーチズ・チップ): フラクタル構造を直感的に捉えるために、モニターを最大限に活用してください。水島氏は、例えば「100円から150円」といった具合に、複数の時間足で横軸(価格軸)のスケールを一致させて並べて表示します。これにより、上位足のバイアスが下位足のどこに影響を与えているのかが、一目で判別可能になります。
まずは上位足で全体の方向性(バイアス)を確認する。これが、迷いを排除するための絶対条件です。
上位足の「潮目」に従い、下位足でチャンスを待つ
全体のバイアスを特定したら、次は日足、4時間足、1時間足へと潜り込み、獲物を追い詰めるように分析を深めていきます。
- 時間足ごとの役割を峻別する: 「週足・日足は下降バイアスだが、1時間足では買い勢力が一時的に強まっている」といった、時間軸ごとの力関係を整理します。
- 21 SMA(単純移動平均線)は「磁石」: 4時間足や1時間足において、価格は21 SMAから大きく離れても、いずれ引き寄せられるように戻ってきます。トレンドが継続する場合でも、この「磁石」への回帰(押し目・戻り)を待つ姿勢が、無駄な損切りを減らす鍵となります。
- 水平線の特定: 過去に何度も意識された安値や高値にラインを引き、価格が次に「戦う場所」を特定します。
水島氏はこのプロセスを、次のような本質的な言葉で表現しています。
「結局FXっていうのは、今この瞬間から上がっていくのか下がっていくのかではなくて、どこからどこまでの値幅でどの方向を狙っていくかっていうイメージになってくる」
1分足でタイミングを測る――「負けない」ための実戦技術
スキャルピングの最終局面、つまりエントリーの瞬間は、1分足という「さざ波」の中にあります。ここで重要なのは、1分足の動きに振り回されるのではなく、5分足で描いたシナリオを信じ抜くことです。
- トレンドラインのブレイクを狙う: 5分足の調整(戻し)が終わるタイミングを、1分足のトレンドラインブレイクで捉えます。
- 「損切り」さえもシナリオの一部: 実際の動画で水島氏は、1分足のノイズによって一度損切りを経験しています。しかし、彼は全く動じません。1時間足・5分足レベルの根拠が崩れていなければ、一時的な微損を許容し、冷静に2回目、3回目のエントリーを狙います。
- リスクリワードの数学的思考: 「15 pipsの利益を狙うために、20 pipsの損切り幅を設定する」といったトレードは、プロの統計学上、絶対にあり得ません。期待値がプラスにならない勝負は最初から避けるのが鉄則です。
自分のポジションに愛着を持ってはいけません。感情を殺し、事前に決めたルールを淡々と遂行する。それがプロの仕事です。
「売り勢力がパニックになる瞬間」を読み解く
テクニカル分析の真髄は、ローソク足の向こう側で呼吸する「投資家の感情」を想像することにあります。
- 心理的な崖っぷち: 例えば、前回高値付近での攻防。ここを上抜ければ、売りポジションを持っている勢力は「もう限界だ(損切りしなければ)」とパニックに陥ります。その決済注文(買い)が燃料となり、価格は一気に跳ね上がるのです。
- 独自の判断基準「ダーウィンと水平線」: 水島氏は、自身のトレードの柱として「ダーウィン(ダウ理論の進化系)」と「水平線」という明確な基準を持っています。これらを物差しにすることで、市場参加者の総意を客観的に測定できるのです。
トレードを「1回ごとの勝ち負け」ではなく、一貫したルールに基づく「統計的な優位性の積み重ね」として捉えてください。
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おわりに
環境認識という「地図」を描き、水平線という「目印」を立て、下位足で「一撃」を見舞う。この一連の流れは、論理的に構成された一つの「物語」です。
この「物語」の全貌をより深く、血肉化したいのであれば、水島氏が提供する「無料で学べるLINE公式」をチェックしてみてください。FXで勝ち続けるためのマインドセットや、具体的なステップが惜しみなく公開されています。
まずは、実際の動画をその目で確かめてください。3月25日のチャートで水島氏がどのタイミングで損切りし、どのように2回目のエントリーを決めたのか。ローソク足の生々しい動きを追うことで、あなたに足りなかった最後のピースが見つかるはずです。さあ、相場の「正解」を導き出す旅へ出かけましょう。

