FXで「やってはいけない」こと、知っていますか?あるトレーダーの動画から学ぶ、再現性のある勝ち方

水島 翔/FXトレーダー

はじめに

FX取引に興味を持つ誰もが一度は経験するであろう、衝動的なエントリーへの誘惑や、理由のわからない損失への苛立ち。チャートを前に「今がチャンスかもしれない」と飛び乗っては、逆に動いて損切り。そんな経験はありませんか?

トレーダー水島 翔氏のYouTube動画「【注意】FXで絶対に失敗してしまう行動」は、単なるテクニカルな手法解説にとどまりません。それは、プロとして利益を上げ続けるトレーダーと、資金を失い続ける90%とを分かつ、極めて重要な「思考法」を教えてくれます。

なぜ多くのトレーダーは「中途半端な場所」で負けるのか

動画の中心的な警告は、「中途半端なところ(価格が明確な節目にない、曖昧な場所)」でエントリーしてはいけない、というものです。多くのトレーダーは、少し価格が動いただけで「乗り遅れたくない」という感情に駆られ、「中途半端なネック抜け」といった根拠の薄い場所でポジションを持ってしまいます。これが、不要な損失と精神的な消耗を招く最大の原因だと水島氏は指摘します。

これに対し、氏が提唱するのは、価格を重要なサポートラインやレジスタンスラインまでじっくりと「引きつける」という規律あるアプローチです。明確なエントリーポイントまで忍耐強く待つこと。それこそが、プロのトレーダーに求められる戦略の核なのです。この衝動的なエントリーという病を根本から断ち切るための処方箋こそが、次の「再現性」という哲学にあります。

僕らが求めてるのってこのラッキーでの小銭を稼ぎたいわけじゃないじゃないですか。このFXの原理原則しっかり理解して再現性のあるトレードを身につけて長期的に稼いでいく。その自信が欲しいわけなんで。

運ではなく「再現性」を求めるということ

この動画が伝える最も強力なメッセージは、運に頼った一回限りの勝利ではなく、**「再現性」**を追求することの重要性です。目標は、まぐれで一度勝つことではありません。長期的に機能し、自分の中に自信を築き上げてくれる、信頼性の高い手法を確立することです。

この視点を持つことで、FXは「一攫千金を狙うギャンブル」から「技術に基づく専門職」へとその姿を変えます。利益そのものよりも、利益を生み出すことができるという確固たる自信こそが、トレーダーにとっての真の報酬なのです。

この世界で自力で稼いでいけるっていう自信を身につけて欲しいんですよ。

チャートの向こう側にいる「他の誰か」を想像する

では、どうすれば「中途半端な場所」を見極め、確信度の高いエントリーポイントまで待つことができるのでしょうか。その答えが、水島氏が解説するマルチタイムフレーム分析に隠されています。しかし、これは単なるテクニカル分析ではありません。それは、各時間足を見ている他のトレーダーたちの視点を想像するという、より深い行為なのです。

なぜなら、価格が曖昧に見える場所というのは、異なる時間足のトレーダーたちの見方が対立している場所だからです。例えば、氏はこう問いかけます。「自分が1時間足でブレイクアウトに見えても、4時間足や日足のトレーダーにとって、そこは無視できない主要なレジスタンスではないか?」この自問自答が、一点集中の視野を防ぎ、より立体的で精度の高い相場観を構築するのです。

そうやってね各時間足での各トレーダーの意識を想像するっていうのをやって欲しいなと思います。そこで想像してなかった動きになった時に、あれ他の見方があんのかなと…それ を 想像 し た 上 で 自分 の トレード の 制度 上げ て い く って イメージ です ね。

シンプルかつ強力な「押し目買い」のルール

動画では、上昇トレンドにおける「押し目買い(価格が一時的に下落したところを買う)」の具体的で実践的な戦略が示されています。この戦略がなぜ有効なのか。それは「落ちれば落ちるほど買いたい人が増えてくる」という市場心理に基づいているからです。この手法は、価格の下落を待っている膨大な買い手集団の側に立つことで、トレードの勝率を高めるのです。

そのルールは驚くほどシンプルで、記憶しやすく、そして強力です。

  • 落ちたところで買う: 価格が明確なサポートレベルまで下落するのを待って買う。
  • 波に乗れたら持っていく: 思惑通りに価格が上昇すれば、利益を伸ばすためにポジションを保有し続ける。
  • 抜けて確定したら切る: サポートレベルをローソク足の「実体」で明確に下抜けして確定したら、即座に損切りする。

この手法の真価は、特に値動きが比較的穏やかな東京市場の時間帯で発揮されます。氏によれば、この時間帯ではレベルをブレイクしても10〜20pipsといった急激な逆行が起きにくいため、損切り幅を3〜5pips程度にまで抑えることが可能です。この極めてタイトなストップロスこそが、トレードのストレスを軽減し、高いリスクリワード比を実現する鍵なのです。

おわりに

この動画が教えてくれるのは、単なる勝ち方ではありません。それは、衝動的なトレードを規律ある思考で乗りこなし、FXをギャンブルから一つの「技術」へと変えるための哲学です。

最終的に手に入る本当の報酬は、一回のトレードの利益ではありません。それは、論理的で、反復可能で、そして何より強靭な「プロセス」を自分のものにしたことから生まれる、揺るぎない自信です。それこそが、プロのトレーダーが目指す究極の境地と言えるでしょう。

ぜひ、動画本編で実際のチャートの動きと共に、その思考プロセスを体感してみてください。