2022年、為替市場に大転換の予兆?ユーロドル・ポンドドルの長期トレンドが終焉を迎えるか

FXゴールドナビ

はじめに

2022年が幕を開け、FX市場も新たな局面を迎えています。年明けの相場は、新たなトレンドの始まりや予期せぬ変動など、多くのトレーダーにとって機会と不確実性が交錯する重要な時期です。このような状況の中、的確な分析と戦略が求められます。

YouTubeチャンネル「FXゴールドナビ」では、新年最初の取引週に向けたタイムリーな市場分析動画を公開しました。この動画は、年末からの市場ムードを整理し、年明けに注目すべき最も重要なポイントを明確に解説しています。

特に、長らく下降トレンドが続いてきたユーロドルやポンドドルといった主要通貨ペアが、今まさに「トレンドの転換点」に差し掛かっているという指摘は、すべてのトレーダーにとって必見の内容と言えるでしょう。

年末相場から続く「リスクオン」ムードの正体

年末相場は、株式市場の堅調さを背景とした「リスクオン」ムードの中で終わりました。特に米国市場では、NYダウが史上最高値を更新するなど、投資家の強気な姿勢が目立ちました。

しかし、動画ではこの動きを慎重に捉えるべきだと指摘しています。NYダウは最高値を更新した直後にすぐさま値を戻しており、このブレイクが本物なのか、それとも一時的なものに終わるのかは定かではありません。動画で提起されているように、「この高値を本格的にブレイクできるのか、あるいはここが天井となって下降トレンドに転換していくのか」という点が、2022年の為替相場を動かす大きなテーマの一つとなります。

最大の注目点:ユーロドルとポンドドルの「トレンド転換」

今回の分析で最大の注目点は、日足チャートにおけるユーロドルとポンドドルの状況です。両通貨ペアは、長期間にわたって続いてきた下降トレンドの上限を示す「トレンド転換ライン」まで価格が上昇し、まさにその境界線上で新年を迎えました。

この局面は極めて重要です。もし、このラインを大陽線で明確に上抜けて終値が確定するような動きが出現した場合、それは長く続いた下落基調の終わりと、本格的な上昇トレンドの始まりを示唆する強力なシグナルとなります。単にラインに触れるだけでなく、勢いのあるローソク足で「確定」することが、ブレイクの信頼性を高める鍵です。

動画内で加藤氏も、ユーロドルのこの局面の重要性について次のように解説しています。

こちら一週間横ばいの形となりましたが、日足の最安値に対する戻り高値、つまりトレンド転換ラインまで上昇して弾ける形となっています。そのラインをブレイクすると、ここまで非常に長く続いた日足の下降トレンドが崩れる形となり、大きな下落から上昇に転じていく形が出てきやすくなります。

一方で、ポンドドルはユーロドルよりも一歩先に進んでいます。すでにトレンド転換ラインを陽線で一度ブレイクしており、長期下降トレンドが「一旦崩れた形」となっています。目先の焦点は、このブレイクが確定的となり、本格的な上昇トレンドへ移行するかどうかです。ユーロドルとポンドドル、両通貨ペアの動向から目が離せません。

最も勢いのあるポンド円の具体的なトレード戦略

通貨の強弱で見ると、年末はポンドが最も強く、円が最も弱いという状況が顕著でした。その結果、ポンド円は力強い上昇を見せています。

日足チャートで見ると、ポンド円は下値の149円と上値の152円50銭付近に挟まれた、約350pipsの大きなレンジ相場を形成していました。年末の動きでこのレンジ上限を明確にブレイクし、すでにブレイク地点からレンジ幅と同じ350pipsの急上昇を見せ、一旦の目標値を達成した形です。

これほど一方的で強い上昇が続いたことを踏まえ、動画では具体的なトレード戦略として、高値で飛びつくのではなく、一度価格が調整で下がるのを待ってから買う「押し目買い」を狙う方針が示されています。具体的なエントリーポイントの目安としては、日足の移動平均線に近づくのを待つ、あるいはフィボナッチ・リトレースメントを引いて23.6%や38.2%の押し目まで待つといった戦略が挙げられています。

年明け早々、重要指標が集中する一週間

新年最初の週は、さっそく重要な米国経済指標が目白押しです。これらの発表は市場に大きなボラティリティをもたらす可能性があるため、注意が必要です。

  • 1月4日(火)・6日(木):米ISM製造業・非製造業景況指数
  • 1月7日(金):米国雇用統計

これらの指標結果をきっかけに、市場が大きく動く可能性は十分に考えられます。動画で解説されているように、日足チャートの重要なポイントを常に意識しながら、相場の動きに集中することが求められる一週間となりそうです。

おわりに

2022年のFX市場は、長らく続いたトレンドが転換するかもしれないという、非常に重要な局面からスタートします。特にユーロドルとポンドドルが、その下降トレンドの境界線を試す動きを見せている点は最大の注目ポイントです。

また、週後半には米国の重要指標が控えており、ボラティリティの高い展開も予想されます。このような状況で的確な判断を下すためにも、ぜひ動画本編で、加藤氏のチャートを使った詳細な解説をご覧ください。