はじめに
車好きにとって、納車を待つ時間は至福の苦しみですが、これほどまでに長く、そして到着が待ち遠しかった一台はありません。2021年7月の先行予約開始から、実に1年半以上の月日を経て、私のガレージにようやく「ランドクルーザー300 ZX」が舞い降りました。
現在、ランドクルーザー300は世界的な需要過多により、月に数台入れば良い方、時期によっては一台も入ってこないという極めて希少な存在です。単なる「移動手段」としての枠を超え、所有すること自体が一種のステータスとなったこの特別な車両。今回は、ようやく手元に届いた最新ランクルのディテールと、ラグジュアリーの頂点であるレクサスLX570を同時にガレージに収めるという、SUV愛好家にとって究極のライフスタイルを深掘りします。
妥協なき外装美とモデリスタが放つ圧倒的な存在感
今回納車された「ZX」グレードは、モデリスタのエアロパーツで全身を武装し、標準仕様とは一線を画す圧倒的なオーラを纏わせました。注目していただきたいのは、その細部への執着です。
私は納車にあたり、サイドの樹脂パーツといった「経年で白くなりやすい箇所」への入念なコーティングを特別にオーダーしました。こうした細かいこだわりこそが、数年後の車両価値と美しさを左右するのです。また、オーナーだからこそ気づく「落差」も面白い。レクサスLXの洗練されたプレミアムなクラクション音に対し、ランクルのそれは少しばかり無骨。そうした「変えがい」のあるポイントを見つけるのも、納車直後の楽しみの一つです。
モデリスタやっぱかっこいいよね。こっちの色、こっちのが目立つ。でかいね。
実際にLX570と並べると、その存在感は甲乙つけがたいものがあります。白のボディに走るクロームの輝きは、ガレージの中で独自の生命感を放っています。
驚きの最新技術とV6ツインターボがもたらす「軽快な」走り
最新のランドクルーザー300は、伝統と先進性のバランスが絶妙です。象徴的なのは「指紋認証エンジンスタート」。登録された指紋にのみ反応するこのシステムは、究極の盗難抑止であると同時に、エンジンに火を入れるたびに「自分だけの車」であるという高揚感を与えてくれます。
走行性能についても、従来のランクルの常識を覆す驚きがありました。心臓部のV6 3.5L ツインターボエンジンは、かつてのV8が持っていた重々しい咆哮とは異なり、驚くほどレスポンスが良いのです。
- パワステが劇的に軽くなり、取り回しはまるでアルファードを運転しているかのような軽快さ。
- 従来のランクルの「あえて重くしつらえた重厚感」が良い意味で削ぎ落とされている。
- 大柄なボディサイズ(全幅1,980mm)を忘れさせるほど、意図した通りに鼻先が動く。
内装に目を向ければ、左右独立再生が可能なリアモニターやクールボックスといった豪華装備が並びますが、操作系にはあえて確実性の高いアナログスイッチを残しています。この「過酷な環境でも迷わない」という哲学が、ランクルの本質を感じさせてくれます。
ランドクルーザーとレクサスLXが共存するガレージの贅沢
私のガレージには、ラグジュアリーSUVの最高峰「レクサスLX570」も鎮座しています。この2台を同時に所有することで、設計思想の決定的な違いが浮き彫りになります。LXは電子制御による車高調整機能(AHC)を備えた「高級の最上級」ですが、ランクルはあえてアナログな足回りを守り抜くことで、どんな環境からも生還する信頼性を担保しています。
コンセプトが違うんで。生きて帰ってこれる車っていうのはランドクルーザーなので。
この一言が、すべてを物語っています。V8エンジンのLXが奏でる深みのある音色と、V6ターボのランクルが放つ軽快な吹け上がり。車高を自在に変えられるLXと、タフな姿勢を崩さないランクル。この対照的な二律背反をガレージで愉しむことこそ、大人の贅沢と言えるでしょう。
資産としての車選びと賢いライフスタイル
私が車を選ぶ際、単なる趣味以上に重視しているのが「資産価値」です。ランドクルーザー300はオプション込みで約900万円。一見高額に思えますが、海外の高級SUVと比較すれば、この性能と信頼性でこの価格はむしろ「安い」と言わざるを得ません。中古市場での高騰を見れば、それは明白な事実です。
「手元に現金を残し、価値のあるものに投資する」というのが私のビジネス哲学です。1,000万円近いキャッシュを消費に回すのではなく、資産価値の高い車を所有することで現金を温存し、その分をさらに事業の拡大へと投じる。この循環こそが、真の意味での豊かなライフスタイルを支えています。
1年半の間、私の「まだですか?」という問いかけに応え続け、今日この日を迎えてくれたディーラー担当者との信頼関係も、こうした特別な一台を手に入れるための「目に見えない資産」なのです。
おわりに
「生きて帰ってこれる車」という異名がもたらす圧倒的な安心感。新しい相棒となったランドクルーザー300と共に、これからどんな景色を見に行こうか、期待は膨らむばかりです。
V8エンジンとV6ターボの決定的な排気音の違い、指紋認証が静かにオーナーを迎え入れる瞬間、そしてLX570と並んだ際の圧倒的な迫力。これらは文字だけでは伝えきれません。ぜひ、映像を通してその咆哮とディテールを確認してみてください。世界中の人々が、なぜ1年半以上も待ち続けてまでこの一台を求めるのか。その答えが、そこにはあります。
ぜひ、フル動画でその圧倒的な存在感を確かめてみてください。

