はじめに
トレードの結果が安定しない、感情的なエントリーで損失を重ねてしまう。多くのトレーダーが直面するこの壁を、驚くほどシンプルなロジックで打ち破る手法があることをご存知でしょうか。
今回、私自身が「FXゴールドナビ」というYouTubeチャンネルで公開されている「秒速スキャルFX」の手法を1ヶ月間検証したところ、17勝4敗、勝率8割超という非常に高い成績を記録しました。この動画が教えてくれたのは、複雑なテクニカル指標ではなく、誰にでも理解できる原則と、それを実行するための深い規律でした。
この記事では、その動画で明かされている、高いパフォーマンスの源泉となる、シンプルかつ奥深い原則について徹底的に解説していきます。
すべての土台となる「鉄板パターン」の美しさ
この手法のすべての土台となるのが、1時間足の水平線を使った「鉄板パターン」です。非常にシンプルですが、これ以上ないほど強力な土台となります。パターンは買いと売りの2つしかありません。
- 買いのパターン (Buy Pattern): 過去に意識された2つの高値が作る水平線を、価格が一度上にブレイク。その後、再びその水平線まで価格が戻ってきて、サポートとして機能する瞬間を狙います。
- 売りのパターン (Sell Pattern): 過去に意識された2つの安値が作る水平線を、価格が一度下にブレイク。その後、再びその水平線まで価格が戻ってきて、レジスタンスとして機能する瞬間を狙います。
このパターンの美しさは、その単純さと、チャート上での視覚的な分かりやすさにあります。さらにプロは、より信頼性の高いラインを見極めます。高値2つ(あるいは安値2つ)だけでなく、そのラインが過去の他の高値や安値でも意識されていることが確認できれば、その水平線は非常に「硬い」、つまり反発確率が格段に高いと判断できるのです。
そして、動画内で何度も強調されている最大の利点は、この手法が「含み損をほとんど抱えないトレード」を可能にする点です。
この水平線上でえ買のトレードを行うことで含み損のほとんど発生しないトレー ドっていうのができてえポジション持った瞬間にですね上がってい て利益確定ができるトレードができると いうことになります
つまり、完璧なタイミングでエントリーすることで、ポジションを持った直後から価格が有利な方向に動く可能性が非常に高いのです。
「引きつけて待つ」ことの本当の意味
この手法で最も重要、かつ最も難しいスキルは「待つ」ことです。水平線をブレイクした後、価格がラインまで戻ってこずに、そのまま一方的に進んでしまうこともあります。多くのトレーダーは、この「機会損失」を恐れて焦ってしまいます。
しかし、この手法では、ラインまで引きつけられなかったトレードは「見送る」のが正解です。これは単なる機会損失ではなく、低確率のトレードを排除するためのプロフェッショナルなフィルターなのです。
さらに重要なのは、ここで焦って追いかけることがもたらす心理的な悪影響です。ラインに戻らない相場を追いかける癖がついてしまうと、いざ完璧なセットアップが訪れ、価格がラインに向かってきたときに、その悪い癖が顔を出します。本来のエントリーポイントまで待てずに早すぎるエントリーをしてしまい、余計な含み損を抱えながら耐えるという、精神的に苦しいトレードを強いられることになるのです。この規律こそが、含み損のないトレードを実現する秘訣です。
このライン上に引きつけてトレードするので含み損が全くないトレードができると いうのがえ利点になりますのでここまで落ちてこない場合というのはですねえ自分の狙っている相場ではないということで見逃していただいて全く問題ないと いうことになります
「待つ」ことは、ただ何もしないことではありません。最高の条件が整うまでエネルギーを温存する、積極的な戦略なのです。
勝率を極限まで高めるための3つのフィルター
1時間足の水平線で大まかなシナリオを描いたら、次は1分足を使ってエントリーのタイミングを精密に狙います。ここで「秒速スキャルFX」のロジックが真価を発揮し、勝率を極限まで高めます。動画で紹介されている5つのポイントの中から、特に重要な3つのフィルターを解説します。
- ラインにしっかり引きつける: エントリーを検討するのは、価格が1時間足の水平線から2〜3pips以内まで近づいてからです。それ以上離れている場所でのサインは、どんなに良く見えても早すぎます。徹底的に引きつけることが、含み損をなくすための第一歩です。
- ダイバージェンスを確認する: 価格がラインに近づいた際、オシレーター(RSI)との間にダイバージェンス(買いの場合:価格は安値を更新しているのに、RSIの安値は切り上がっている状態)が発生しているかを確認します。これは、下落の勢いが衰えていることを示す強力なサインです。重要なのは、ラインを一気に突き抜けるような強い動きの際には、ダイバージェンスは発生しないことが多いという事実です。価格もRSIも共に安値を更新し続けます。つまり、ダイバージェンスの確認は、ラインを破壊するような危険な動きを避けるための、非常に有効なフィルターなのです。
- ラインを明確に割ったら見送る: 最も重要な規律です。もし価格がラインで反発せず、ローソク足の実体で明確に突き抜けてしまった場合、そのトレードシナリオは無効です。潔く見送りましょう。これにより、大きな損失を回避し、高い勝率を維持することができます。
これら3つのフィルターを通すことで、エントリーは厳選され、トレードの質は劇的に向上します。
トレードは「最初の一撃」が最も強い
この手法が単なるエントリーパターンではないことを示す、洗練されたリスク管理の考え方が「5つ目のポイント」として紹介されています。それは、ラインへのタッチ回数によってリスクを調整するというものです。
ロジックは明快です。ブレイク後に価格が初めてラインに戻ってきた時が、最も反発のエネルギーが強く、最も信頼性の高いエントリーポイントとなります。
- 1回目のタッチ: これが最強のセットアップです。最も信頼性が高いため、標準、あるいは少し大きめのロットサイズで、しっかりと利益を狙います。
- 2回目以降のタッチ: ラインに触れるたびに、反発のエネルギーは少しずつ消費されていきます。したがって、2回目、3回目とタッチするたびに、徐々にロットサイズを落としてリスクを管理します。さらに、ロットを落とすだけでなく、a) 5〜7pipsで早めに利益を確定する、あるいは **b) もしエントリー直後に含み損が出た場合は、建値に戻ったタイミングで撤退する(同値撤退)**といった、より慎重なトレード管理も有効です。
このロットコントロールと柔軟な出口戦略により、たとえ複数回のトレードで負けが混じったとしても、最初の最も勝ちやすいトレードで得た利益を守り、トータルでプラスに持ち込むことが可能になります。これは、単にエントリーポイントを探すだけでなく、資金管理まで含めた完成されたトレーディングシステムであることの証明です。
おわりに
今回解説した動画が教えてくれるのは、シンプルなパターン、深い心理的規律、そしてインテリジェントなリスク管理を組み合わせた、非常に強力なトレーディング手法です。その強さは、難解なインジケーターではなく、ルールの明確さと、それを守り抜く「待つ」力にあります。
プロが実践する環境設定
最後に、この手法をすぐにでも実践できるよう、動画で語られているプロの環境設定について補足します。
- 監視する通貨ペア: ドル円、ユーロドル、ポンドドル、ポンド円の4つに絞ります。これらは流動性が高くテクニカルが効きやすい上に、ポンド系はボラティリティがあるため値幅を狙いやすいという特徴があります。
- 日足トレンドは無視してOK: この手法の大きな利点として、1時間足の水平線の硬さ(信頼性)が非常に高いため、日足のトレンド方向を過度に気にする必要がない点が挙げられます。これにより、分析がシンプルになり、トレードチャンスも格段に増えます。まずは1時間足の鉄板パターンに集中することで、高い勝率を実現可能です。
百聞は一見に如かず。これらの原則が実際のチャートでどのように機能するのか、ぜひこちらの動画でご自身の目で確かめてみてください。

